血圧降下剤のデータねつ造

2013.07.15

京都府立医大の教授が「バルサルタン」という名の血圧降下剤の効用について、ウソの研究発表をしたということです。その研究のデータ解析は「バルサルタン」の製造会社の社員が名を伏せて行い、売り上げが増えるようにデータを改ざんしたそうです。

2013年7月12日(金) 毎日新聞 朝刊トップ記事




事件のあらまし

テレビ報道で、バルサルタンに脳卒中や心筋梗塞を治療する効能があるかのような報道がありますが、これは間違いです。テレビ局はもう少しちゃんと理解して報道すべきです。

バルサルタンは、他の血圧降下剤に比べて、副作用として発生する脳卒中や心筋梗塞のリスクが小さい、というのが研究結果(ウソですが)です。

血圧降下剤を飲むと、脳卒中(脳梗塞)や心筋梗塞になりやすいのです。なぜなら、血圧を下げると血流が悪くなるので、血液が脳の血管に詰まったり、心筋への血流が詰まったりするからです。
降圧剤の袋には、副作用として「脳梗塞」と書いてあります。

で、バルサルタンを飲む人1500人、それ以外の降圧剤を飲む人1500人、合計3000人が観察されて、他の降圧剤では脳卒中と心筋梗塞がそれぞれ100起きたところ、バルサルタンでは脳卒中が55(45%減)、心筋梗塞が51(49%減)でした、ということです。

その結果、バルサルタンは飛ぶように売れました。

ところが、そんなはずがあるものかと外部からクレームがあり、京都府立医大が仕方なく、その3000人のうち、見ることができた223人の原簿のカルテを調べてみたら、バルサルタンの側の集計では脳卒中も心筋梗塞も勝手に少なくされていて、他の降圧剤の側では多くされていて、それらを差し引きして補正してみたら、差はゼロになったということです。

まぁ、これ以下はないくらいの、単純なインチキです。


血圧を下げる必要はない

そもそも血圧など下げる必要がないのです。むやみに下げてはいけないのです。

血圧を下げろ、下げろ、という大合唱が、そもそも壮大なインチキです。
そのことは以前、以下に書きました。
http://www.minusionwater.com/ketuatu.htm


人は年令とともに、老化現象として血流がとどこおるようになるので、脳が心臓などに指令を出して(自律神経の働き)、血圧を上げて血液を体中に送るようにしているのです。
年令とともに血圧が少しずつ上げられる人が健康な人で、血圧が上げられない人は、血が行き渡らないので、いろいろな病気になってしまうのです。

ところが医療業界は、「どんな年令でも140を越えてはいけない」と勝手に決めて、140以上の人に降圧剤を処方しています。人々も、医療業界の言うことは疑うことなく信じて、せっせと降圧剤を飲みます。その結果、降圧剤の売り上げは5000億円、6000億円、7000億円、とウナギ登りです。



その結果、脳梗塞や心筋梗塞が増えるわけです。わざわざ血流を悪くする薬をせっせと飲んでいるのですから当然です。降圧剤の袋に「副作用は脳梗塞」とはっきりと書いてあるのです。

今回の事件は、「お前の降圧剤では脳卒中が100だろ、オレのバルサルタンは55だぞ、お前の降圧剤は心筋梗塞が100だろ、オレのは51だぞ、どんなもんだい」という、目クソ鼻クソを笑うたぐいの話で、しかもそのデータがねつ造で、それをやったのがその製造会社の社員だった、という笑い話です。

マスコミは大事件のように報道していますが、ちっとも大事件ではありません。
降圧剤など、どれを飲んでも同じです。
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