天皇陛下のご退位について

2016.12.10

天皇陛下のご退位について、政府の「有識者会議」のヒヤリングを受けた専門家16人の意見のまとめ記事が出ました。(毎日新聞12月10日)

天皇陛下はずっと、時期が来れば退位したいという希望を持っておられましたが、安倍に尊皇の気持ちがまったくないので放置されてきました。陛下もとうとう我慢できなくなって、テレビで国民に直接訴えるという非常手段をとられました。さすがに安倍もこれ以上は放置できず、有識者会議なるものを作って検討を始めたわけです。

安倍は長州人で、幕末維新以来長州人にとって、尊皇など口先ばかりで、天皇は駒として利用すべきものでしかありません。それを良く示すのが下の毎日新聞の記事です。



3年前の天皇誕生日に宮内庁(政府)は安倍の内奏写真を公開しました。
記事にあるようにこれは史上初めてのことで、歴代の内閣はこのような場面は公開することはありませんでした。安倍は自分の人気取りのために公開させたのです。この半年前には「主権回復の日」と銘打って政府式典を開催し、そこに両陛下を無理矢理出席させ、最後に天皇陛下万歳を三唱して、陛下を困惑させました。陛下は4月28日は本土が沖縄を切り離した日として心に刻まれていますから、この日をお祝いすることはあまりこころよくないのですが、安倍はお構いなしです。

さて、天皇陛下のご退位について、国民の圧倒的多数は、ご高齢の陛下にこれ以上のご無理は心苦しいと思っていて、退位に賛成です。
そもそも、「やめたい」という人を「やめさせない」などという権利は、誰にもありません。
天皇が「やめたい」とおっしゃられてるのですから、国民は「はいわかりました」と言うしかありません。退位を認めるかどうか、などという議論は初めからあり得ないのです。

天皇制は、天皇家の人々が「天皇になってもよい」と承諾することで成立しています。
皇太子殿下や秋篠宮が、職業も選べないし、居住地も選べないし、選挙権もないし、こんなのはいやだ、と言われて天皇になることを拒否したら、それでおしまいになるのです。

私は、天皇即位は人生において盛んな時がよいと思います。40代後半くらいがよいでしょう。
高齢化で天皇が80才90才と長生きすると、新天皇は60才を過ぎてしまいます。
ですから適当な時期に退位できるようにすることは、天皇制にとってもよいことです。
定年制がもっとも合理的です。70才定年がよいと思います。

天皇陛下の玉音放送で、もう一つ大事な指摘がありました。
それは「現役の天皇」が死ぬと、葬儀がたいへんだということです。昭和天皇のご大葬は大がかりなものでした。これには明治薩長政府がこけおどしに肥大化させた面がありますが、21世紀の今、あんなことはもうしなくてよいというのが天皇陛下の考えです。すでに火葬でよいと陛下は言われています。今の天皇制は終身すなわち「現役の天皇」が死ぬ制度です。それはもうやめた方がいい、と天皇陛下はおっしゃっているのです。リタイアしてからであれば天皇ではありませんから葬儀も簡素化できます。

また、はじめから言葉に混乱があります。「生前退位」などという言葉は、きわめて不適切としか言いようがありません。また、譲位という言葉も適切ではありません。譲る相手まで天皇が決めているみたいだからです。「退位」が適切です。退位したあとは天皇ではなく法律が後継者を決めるわけです。


専門家の意見は以下のとおりです。

右派の意見には、天皇の個人の意思などどうでもよい、という風潮が多々見られます。彼らは天皇制という「制度」が大事で、天皇個人のことはどうでもよいのです。そして上から目線で、天皇はあれはするな、これはするな、ああしろ、こうしろ、などと平気で言います。
しかし個人の意思を踏みにじってまで維持する制度など、どうせロクなものにはなりません。
左派というかリベラルで常識的な意見は、天皇個人の意思を第一に尊重しています。





















































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