太陽光で原発をカバーできる

2011.07.04


東大の茂木準教授が電力会社の依頼で試算したところ、現在の原発の発電量をすべて太陽光発電にすることは、耕作放棄地などを活用すれば可能であり、それをしても日本経済には悪い影響はないという結果になったそうです。

毎日新聞2011.07.03








太陽光パネルは1万平方キロ必要だということです。
それは100キロ四方ということですから、大きさはおよそ下図の赤い四角になります。




かなり大きな面積ですが、茂木準教授が言うように、これを細かく分けて日本中に分散させることは、むろん可能です。日本の総面積以上が必要なら不可能ですが、日本の総面積は37万平方キロで、その37分の1なら不可能ではありません。

太陽光発電はもともと小規模分散型になりますから、耕作放棄地だけでなく、都会の建物の屋上なども利用できますし、河川敷や高速道路の土手や路肩も使えるでしょう。

脱原発を目指す人々の中には、太陽光は、たとえば東京の電力をまかなおうとすれば山手線の内側全部をパネルにしないといけないから非現実的だ、などという意見が散見されますが、東京だけで考えることはなく、関東全域でうまく分散すればやってできないことではないでしょう。
また、原発の分を全部を太陽光にすることもなくて、風力や小水力、地熱、ガスタービンなどを並行して進めれば、脱原発は技術的にも経済的にも社会的にも十分に可能です。
一歩一歩進めて、なるべく再生可能エネルギーでまかなえるようになれば、持続可能な社会が実現できます。


ところで、2050年の景気がどうなるかとは、いかにも奇妙な視点で、なぜ電力会社がそんなことを心配するのかよく分かりませんが、景気とは、変化であり新製品が売れることですから、太陽光発電がさかんになればそれなりの景気浮揚にはなります。すでにそういうことが起きていて、うちわが足りないとか、浴衣がフル生産とか、そういう話をよく聞きます。


原発を止めれば原発関連の景気は落ちますが、ほかで景気が良くなるところも出てきます。玄海町の岸本町長の土建会社も、いつまでも原発頼みではなく、太陽光や風力発電の設置工事や保守作業に名乗りを上げたらどうでしょうか。それが経営者の先見の明というものです。



トップに戻る