総理の器量 part2  自民党とは何だったのか?

2012.09.14


細野豪志原発担当大臣の証言によって、菅前総理が重大な局面において的確に、勇気と信念をもって職責を果たして日本を救ったことが、改めて明らかになりました。

私は、事故後すぐの昨年の4月1日に、以下のように菅前総理の行動を賞賛し、支持しました。
菅前総理を支持すると同時に、自民党の対応を批判しています。
http://www.minusionwater.com/kannaoto.htm


菅総理の判断を支持します2011.04.01

菅総理は原発推進を見直すと発表しました。
一方で自民党はまだ原発に未練たらたらです。利権がらみの圧力があるのでしょう。
フランスのサルコジ大統領が緊急来日しましたが、これほどミエミエの話はありません。
私は菅総理の判断を支持します。
今後とも各方面からの圧力に負けずに信念を貫いてほしいと思います。

今回の災害に対する菅総理の対応には、いろいろな批判があるようですが、私はおおむね支持します。菅総理は記者会見で、1に原発災害、2に津波災害と順番をつけましたが、津波での多くの被災者のことを考えると、総理としてはかなり言いにくい発言だったと思います。しかしこの順番は間違っていません。

外国からの援助を断ったという批判もありますが、初めから外国に頼って、それで失敗したときは政権は持ちませんから、やはり段階を踏まざるを得なかったと思います。
最初のヘリでの視察に対しても批判がありますが、とにかく自分の目で見ておいたことは、その後の判断に役だっているはずです。

自民党はこれだけの惨状を見てもなお原発を推進しようとしています。ズブズブの利権がらみもあるし、自民党右派は核武装も視野に入れての原発です。50年前に中曽根氏が原発を推進したのは「いつでも核武装できるぞ」という国にしたかったからで、財界もそれに乗りました。しかし今やそういう時代ではありません。

菅総理には、原発をすべてやめるくらいの意気込みで新しいエネルギー政策を展開してほしいと思います。電力を自由化し、小川での水力発電や、風力発電、ガスタービンでのコジェネ、などの小規模発電を商業ベースに乗せて、地産地消でやれば原発は不要です。もしそれが出来たら、それこそが政権交代の意味であり、菅直人の名は平成の菅丞相(菅原道真公)として子々孫々まで伝えられるでしょう。




その自民党で総裁選が行われます。
立候補者は、石原伸晃、石破茂、町村信孝、安倍普三、林芳正の5人です。
いずれも自民党政治家の2世で、人材払底の感は否めません。

すでに11年前に小泉純一郎氏が総理になった時点で、自民党の人材は底をついていました。その後、安倍、福田、麻生と自民党2世議員があとをついで、3年前の政権交代となり、3年間野党を続けるうちに、人材面で民主党とずいぶん差がついてしまっています。民主党は「松下政経塾」が多いから、と批判されていますが、2世よりはマシな面が多々あります。

マスコミやインターネット世論では、菅前総理もボロクソでしたが、野田総理もさんざんたたかれてきました。しかし自民党の5人と比べれば、野田総理の方がマシに見えてきます。経団連の会長から電話で「原発やれ」とネジ込まれたそうですが、それにも毅然と対応して、「それについてはきちんとご説明します」と答えたそうで、野田総理はよくやっています。


下馬評ではどうやら石原伸晃氏が当選するようですが、そうなれば自民党はますます政権から遠ざかるでしょう。石原氏はどう見ても総理の器量ではないからです。この数日、テレビで見る石原氏の言動はあまりに軽く、また支離滅裂で、彼がとうてい日本のかじ取りが出来る人間ではないことを露呈しました。

原発政策については、自民党は党を挙げて原発利権まみれですから、どの候補も原発推進であり、石原氏も原発推進です。しかし他方で民主党は脱原発を旗印にかかげるわけですから、国民世論を見れば、その点だけで、自民党が政権を奪還できないことは明白です。

原発に関して石原氏は、「原発はスイッチを切れば簡単に止まるようなものではない」とか、「廃棄物処理ができないから運転を続けるしかない」と言っていて、原発のことが理解できていないようです。

原発について石破氏は、核武装のために原発を維持せよと言っています。また、原発を止めたら江戸時代に戻る、などとムチャクチャなことを言っています。原発が出来たのは1970年代ですから、せいぜいそこに戻るだけですし、原発を止めたらパソコンやスマホがなくなるということもありません。しかしこの人は本気で江戸時代に戻ると思いこんでいるらしくて、そういう間違った思い込みで日本のかじ取りをされては困ります。

安倍氏も核武装論者です。

町村氏と林氏は、いま急にゼロにするという目標を掲げるのは性急にすぎる、3年ほど様子を見てから決めたらどうだ、と言っていますが、原発維持の下心が見え見えです。政治が国民に目標を示せば、日本人はそこに向かって努力し成功できる力を持っていますから、目標を設定することがが大切です。

民主党を支持します

原発問題や領土問題は、長年の自民党政治の結果です。もう一回自民党にやらせれば、また同じことをやります。民主党の方が利権やしがらみがなく、ずっとマシな政治ができます。

しかし民主党が脱原発を言ったとたんに、経済界や米英などから圧力がかかってきました。簡単には行きません。万能の人間はいませんし、万能の政権はありません。総理や政権をコロコロ変えても、うまくいきません。気に入らないからと言って、チャブ台をひっくり返しているばかりでは駄目です。

私はもうしばらく民主党にやらせたいと思います。谷垣氏が総裁でなくなるので、解散の約束は反古ですから、解散は来年でしょう。民主党政府はそれまでに何とか脱核発電の道筋をつけてほしいものです。
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