孫正義氏 「脱原発プレゼンテーション」 要約 

2011.04.23


自由報道協会(上杉隆氏 岩上安身氏ら)が主宰した孫正義氏の記者会見の模様がユーストリームにアップされています。

http://www.ustream.tv/recorded/14195781


会見に先立ち、孫氏は彼がこの1ヶ月間収集してきた情報をもとに「エネルギー政策の転換に向けて」というプレゼンテーションをしました。

全部見ると1時間以上かかりますので、以下のように要約しました。
各スライドの下段のコメントは孫正義氏が説明した内容です。












インターネットで投票が行われ、合計8900人のうち96%の8500人が
原発の縮小または全廃を望んでいることが分かりました。







これは世界の原発が作られてきた歴史です。
棒グラフが毎年の新設発電量、折れ線がその累計です。
1980年代にピークを迎え、その後はあまり作られていません。





原発には寿命がありますから、仮に2000年代と同程度の新設が
今後も続いたとしても累計の発電量は急速に減少してゆきます。
発電量を維持するには、80年代と同じ勢いで新設しなければなりません。




稼働中の原発について、いきなり止めることは現実的ではないでしょう。
しかし安全基準を厳密に適用すべきです。





これは政府発行のエネルギー白書にある原子力発電の発電コストです。一番安くなっています。





しかし、電力会社が原発の建設を申請したときの提出書類の中にある発電コストはこうなっています。
5円とか6円とかいう時代も昔にはあったのかも知れませんが、平均して15円くらいになっています。




つまり、政府が隠しているコストがあるということです。
この頃は小学生でも政府はウソをついていると思っているようで、小学生の間で、
上から読んでも下から読んでも「保安院全員アホ」というジョークが流行っているそうです。
私が言ったんじゃありませんよ。





さらに今回のような事故があれば、その賠償は国民の負担になります。
こういう保険料は初めから加算されていなければなりません。
最近のフランスの計算では、まともに保険をかけると発電コストは3倍になるそうです。





最近、フィンランドで原発を新設しようとしてコスト計算をしたら、こんなに高くなりました。




太陽光発電は高いと思われていましたが、アメリカでは去年、原発より安くなりました。
2010年に2つのコスト線が交差して入れ替わっているのです。




電力需要のピークは真夏の昼間ですから、太陽光でピーク需要を分担することができます。




政府が値段を決めて電気を買い取ることで、自然エネルギーの開発が進展します。




ドイツでは買い取り価格が65円になった2004年から太陽光発電が急加速してきました。




世界ではまた、風力発電も急加速しています。
日本はほとんど何もやっていないような状況です。




日本は地熱の宝庫ですが、ほとんど開発されていません。




実は日本でも、発電した電気の全量買い取り制度が閣議を通りました。
それがなんと、2011年3月11日の午前中の閣議でした。
その直後に地震が来ました。不思議な偶然です。
2011年を日本のエネルギー政策転換の年としましょう。





そして自然エネルギー(水力も含む)の比率を欧米並みに引き上げてゆきましょう。




石油や原子力は今後値段が上がってゆきます。
自然エネルギーの比率を高めることで電気代が安くなります。






自然エネルギーに転換するときに一時的に電気代が上がりますが、
導入がすすめば、7000円、6000円と下がってきます。
何よりも安心で安全なエネルギーになります。








以上が、孫正義氏のプレゼンテーションの概要です。
詳細はもちろん、ユーストリームをごらんください。

3ヶ月ほど前に、孫正義氏は日経新聞のテレビ大阪の「たかじんNOマネー」に出演して(全国放送だと思うのですが)、たかじんさん(やしきたかじん)に誘われて、ざっくばらんに生い立ちやこれまでの事業のこと、今後のことをしゃべっていました。

貧しい家に育ったそうです。幼稚園に行くようになって、通園の道すがら、朝鮮人と言われて石を投げられたそうで、しかしそのときはその意味が分からず、帰って兄さんたちにたずねたそうです。

孫さんは、ソフトバンクは300年続く会社にすると言っていました。また、父親がわざわざ「正義」と名付けてくれた、その名に恥じないように生きていきたいと言っておられました。

その番組を見るまでは、孫さんの活動にそれほどの関心は無かったのですが、番組を見て、立派な人なんだと認識を新たにしました。
今回の記者会見でも、孫さんは「正義」ということをさかんに言っておられます。

ソフトバンクの社会的使命は「情報革命で人々を幸せに」というもので、それ一筋でやってきたが、いま原発の災害に直面し、日本国民が不幸せになっているのを見て、究極の選択をするならば、「情報革命」を捨ててでも、「人々を幸せに」を選択したい、誰もやらないなら自分でやる、自信があるわけではないが、やらねばならぬ事があり、やらねばならぬ時がある、と決意を語っておられました。

また、スマートグリッドやマイクロ発電とインターネットのかかわりなどについても意欲を示しておられました。会場から、「東電は時価6500億円で買えますが」と振られて、苦笑してノーコメントでしたが、飯山老人は「孫正義の目的は東電の乗っ取りだ」と、さすがに鋭い推理をしています。
http://grnba.com/iiyama/#ws1031

まぁ、それでもいいでしょう。


孫正義氏を支持します。


私も微力ながら脱原発に向けての活動を開始しました。先日は大阪市の歯科医師や保育園の方などの集まりで話をして、たいへん分かりやすいと好評でした。
一般の方が原子力発電について細かいことや難しいことを知る必要はありません。いくつかの要点をおさえれば十分です。そのお話をいたします。
そして、間違った情報にまどわされることなく、1人1人が正しい判断をすればよいのです。
人々が正しい判断をすれば、原発はなくなります。

下記のように5月5日にもお話をいたします。

桑山さんという方が主宰の、「ウォーター」という映画の鑑賞会の後に30分ほどお話をして、質問などにお答えします。参加ご希望の方は下記の桑山さんに申し込んでください。







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