山形大学工学部技術部 四釜 繁 氏 による磁気処理水の研究

2009.09.28

山形大学工学部技術部の四釜繁氏が平成19年に磁気処理水の効果を探る実験研究の結果を発表している。

四釜氏の報告↓
http://tech-staff.yz.yamagata-u.ac.jp/kakenhi/H19Shikama.pdf


氏はネオジム磁石の間に水を通す簡易装置を2つ作り、それぞれを備えた循環水路を2つと、その装置を備えない循環水路を1つ作って、そこに河川水を2ヶ月間循環させて、水路中のタンクでの藻の発生量と微小生物の発生量を観察した。

藻の発生量は藻からクロロフィルを抽出して、その量を蛍光測定した。
微小生物の数は顕微鏡で目視することで勘定した。

その結果は以下の通りである。

水路構成図 藻の発生量 微小生物の
発生量
磁石の
同極を
向い合わせ
にした型
 0.8 μg 数視野で
1個体
磁石の
異極を
向い合わせ
にした型
113.6 μg 1視野で
10〜20個体
磁石なし  12.3 μg 1視野で
5〜10個体


異極(NとS)を対向させると生命の発生量が増え、同極(NとN,またはSとS)を対向させると生命の発生量が減少した。

これはどういうことだろうか。

この実験には、生命体が直接磁気にさらされることで生じる変化と、生命体が磁場の影響を受けた水の中に存在することで生じる変化と、この2つの変化が混在していると思われる。

同極対向の磁場は、そこを通った生命体の発生や分裂を強く抑制するようである。
一方、異極対向の場合は、そこを通った生命体の発生や分裂を、促進するとは言えないだろうが、少なくともあまり抑制はしないようである。

逆に、異極対向の磁場を通った水は、水槽内での生命活動を活発にするようである。

同極を対向させようと思っても、磁石は自然にクルッと向きを変えてしまう。だから自然界では同極対向ということはほとんど起こらない。だから、そういう不自然な状況が生命の発生や分裂を抑制するとしたら、なるほどそれはそうかも知れない、という感じもある。

もし、藻の胞子(のようなもの)や微小生物の幼生などが同極対向の強い磁場にさらされると、発生や成長が抑制されるということであれば、それはそれで使い道がある。
空調機の冷却水ラインとか、発電タービンの冷却水ライン、船舶の機関室配管などに、同極対向型の磁気処理装置を設置すると、配管中の藻や貝殻などの発生が減るかも知れない。(磁石を同極対向に組み上げるのはやっかいそうだが)


ただし、四釜氏の実験と我々の磁気活水器とは違う。

磁気活水器では、人や動物や植物が磁場の中を通るわけではない。磁場を通ってきた水を利用するだけである。だから磁気活水器とこの実験とは同列には論じられないのだが、磁気活水器では、この実験の中の異極対向のラインで起きたような、生物が増えるという現象が起きている。

トップに戻る