世界は再生可能エネルギーに進んでいる

2011.04.17


毎日新聞4月17日朝刊に、世界の発電方法についてのワールドウォッチ研究所(所長レスター・ブラウン博士)の調査結果として以下のような記事とグラフが掲載されました。

2010年時点で原子力が3億7500万kwに対して、太陽、風力、バイオマスなどの合計が3億8100万kwとなり、太陽、風力などの再生可能エネルギーが原子力を抜いたということです。

太陽・風力 3億8100万kw > 原子力 3億7500万kw






このグラフは増減を表していて分かりにくいので、内容を解析して下のように変換しました。






解析方法は、たとえば、原子力は1996年に600万kw増加、1997年に100万kw弱増加などをグラフから読みとって、それらを加算していくと2010年までに1200万kwくらい増加しています。2010年は3億7100万kwという発表ですから、1996年には原子力は3億5900万kwくらいだったことがわかります。これをプロットしたのが上のグラフです。


21世紀に入って、太陽、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電が急速に増加していることが分かります。

これが世界の趨勢です。

なぜそうなるのか。 簡単なことです。

人類にはこの道しか残されていないからです。

原子力という選択肢は  ない! のです。 

下の写真がその証拠です。



3号炉の爆発  3月14日

黒い大きな物体が落ちてきています。
何でしょうか。



この原発災害のさなかに、再生可能エネルギーが原子力を抜いたというニュースは象徴的です。


しかるに原子力委員会の近藤駿介委員長は、この期に及んでまだ原子力を推進すると言っています。





物の道理も、宇宙の摂理も、世界の趨勢も分からない、「原子力の化石」のような人間です。


原発まだやるの? ばかじゃないの? 


地震学者で神戸大学名誉教授の石橋先生は1997年の論文で、地震によって原発で大きな災害が起こることを正しく予告し警告していますが、原子力委員会に無視されてきました。

その石橋先生がフランスのルモンド紙のインタビューで以下のように答えています。


石橋神戸大名誉教授インタビュー   4月15日付 Le Monde
http://francemedia.over-blog.com/article-71748690.html

「今回の福島原発事故は「原発震災」の一例か?」

私が予想していたシナリオは核爆発が起こる、より最悪なものでした。私にとって福島原発事故は1945年の敗戦のような歴史的な出来事です。日本人は危険性を過小評価しながら原子力に賭け、そして負けたのです。現在昭和に関する書物を読んでいるのですが、現在の問題は太平洋戦争を思い出させます。(日本の)原子力の推進者達は一流校を出た当時の軍将校のように振る舞いエリート層を作り上げていたのですが、目の前の現実から目を背け、客観性を持ち合わせていなかった無責任な人達だったのです。そして、日本は敗れました。今回のケースについてなぜ国際社会はもっと日本に対して批判的にならないのか不思議です。


石橋先生はよほど腹にすえかねているようで、原子力関係者を

目の前の現実から目を背け、客観性を持ち合わせていなかった無責任な人たち

と、これ以上はないほどの表現で斬って捨てています。

多くの人が、戦前、戦中の軍部の行動を思い出しています。
軍部は、最後まで本土決戦を呼号していました。
本土決戦をしていれば、日本は滅んでいたでしょう。




原発は、危険で、不要で、将来性もありません。


みなさん、勇気を持って、確信を持って、世界の人々と連帯して脱原発の声を上げましょう。
それはまた、世界に放射能をまき散らしてしまった私たちの責任でもあります。




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