| 毎日新聞の見出しを見て驚きました。 2016.01.27 毎日新聞朝刊 |

| ちょっとビックリですね。 「参戦」などという言葉は、久しく聞いたことがありません。 たぶん、戦後はじめての表現でしょう。 これは、国会での民主党岡田党首の、イスラム国への対応を問うた質問に対して、安倍総理が「政府として軍事作戦や後方支援参加は全く考えていない。この判断は見通し得る将来にわたり変わることはない」と答えたことについての記事の「見出し」です。 しかしこの記事にある限り、総理は「参戦」という言葉を使っていませんから、 縮めるなら、見出しは、「対IS 人道支援のみ」でいいわけです。 わざわざ「参戦」という言葉を持ってくる必要はありません。 毎日新聞はなぜ「参戦」という言葉を使ったのか? 安保法制が通って、日本は世界のどこででも戦争が出来る国になりました。 世界のあちこちで起きる戦争に、「参戦」するかどうかいちいち考える国になったわけで、 毎日新聞は、国民をそういう状況に馴れさせるために、こんな見出しを打ったのか? 日本を元気にする会(松田公太氏)は、安保法制採決の直前に、「国会の事前承認」という一応の歯止めをかけて賛成に回りました。しかし自民公明がそれで妥協したのは、国会で多数を持っているので国会承認などどうにでもなるからで、現実には何の歯止めにもなっていません。私は松田氏の考えや行動を必ずしも否定するわけではありませんが、現実には歯止めにはなっていないということです。 以前は憲法9条がありましたから、「参戦」など考えられませんでした。 どんな総理でも「それは憲法で禁じられている」と答弁し、与党も野党も国民もそれで納得していました。しかし今は違います。 憲法は政府を縛るものだ、という立憲主義は反古にされ、憲法9条も反古にされ、この答弁を見れば、今や、戦争するかどうかは安倍が独断で決めるということです。安倍が「考えてない」と言えば戦争にはならないし、「考えている」と言えば戦争です。 マスコミは安倍政権に完全に恫喝され懐柔されています。 これから、「参戦」などという好戦的な見出しが少しずつ増えてくるのでしょう。 |