| アメリカ大統領選挙で、民主党のサンダース上院議員の人気が急上昇しています。 ワシントン州、アラスカ州、ハワイ州でヒラリー・クリントンに対して圧倒的な勝利をおさめ、獲得代議員数の合計でも差を縮めつつあります。 サンダース氏は自ら社会主義者だと名乗っています。 かつてのアメリカなら、それでだけで社会的に抹殺されていたのですが、現在のアメリカでは社会主義や社民主義に対する抵抗はあまりないようです。 なにしろ、この30年ほどの強欲資本主義(別名:新自由主義)がひどすぎました。 産業は壊滅し、金融だけで世界から富を集めて(詐取して)きました。 そして、数%の人々がアメリカの富の大半を独占するようになりました。 一方で国民は、盲腸の手術で破産するような国(貧困大国アメリカ)です。 それに対して若者を中心に「オキュパイ運動」などがあり、社会を改革したいという人々が増えてきていました。オバマ大統領もその流れ(チェンジ)で当選しました。 そして今、社会主義者としてサンダース氏が大統領に立候補して、インターネットで草の根から資金を集めて、善戦しているわけです。 そこに象徴的な出来事が起こりました。 サンダース氏の演台に小鳥がとまったのです。 オレゴン州ポートランドでの演説会(3月24日) |



| サンダース氏は言いました。「これは象徴的な出来事だ。世界平和だ。戦争はやめよう」 もし場内に小鳥がまぎれこんだとして、そこまでは時々あることですが、演説者がヒラリー・クリントン氏だったら、あるいはドナルド・トランプ氏だったら、1羽の小鳥が演台にとまったでしょうか? おそらくそうはならなかったでしょう。 小鳥は警戒心が強い生き物だからです。 小鳥はサンダース氏を警戒しませんでした。 一瞬、サンダース氏と小鳥との間に意思の疎通があったかのように見えました。 また、小鳥が飛び去ったあと、サンダース氏は 「WORLD PEACE ! NO MORE WARS !」 と聴衆に呼びかけたのですが、これもまたサンダース氏にしか似合わないことで、クリントン氏やトランプ氏はそんなことは言わないだろうし、言っても似合いません。 トランプ氏も変革を訴えています。 クリントン氏では当たり前すぎてトランプ氏に勝てない、サンダース氏なら勝てると言われています。 ですから共和党がトランプ氏になれば、民主党はサンダース氏を選ぶでしょう。 そうなればサンダース氏が勝って、次期大統領です。 つまりアメリカが社会民主主義の国になるわけです。 これは驚くことではありません。 北欧のスウェーデンやデンマークも社会民主主義の国です。 新自由主義などというペテン経済では、人は幸せになれません。 社会民主主義の方が人は幸せになれるのです。 実は日本こそが、世界でもっとも成功した社会民主主義国だったのです。 累進課税を強めて、政府が社会の富を再配分しました。 それによって中間層が厚くなり、経済的に繁栄してきたのです。 いま安倍は、アベコベミクスで逆をやって、日本経済を壊滅させてしまいました。 これは実はアメリカの要求によるものでした。安保法制もアメリカの要求です。 安倍はアメリカの要求を実現してきただけです。 そのアメリカが変わろうとしています。 |