| 科学的な観察結果 1 近赤外線分光法による解析 我々は数年来、主として兵庫県下の多くの酪農家の牛舎に磁気活水器をとりつけて、乳牛や肉牛に磁気活水を飲用させてきた。その結果、多くの酪農家が、牛の健康向上、肉質や乳質の向上、牛舎の悪臭の軽減などの現象が起きたと異口同音に語るようになった。そのことに驚いた兵庫県の農業技術センターの職員が、ある酪農家から当該の磁気活水を採取して、国立K大学のT教授に分析を依頼した。 その結果得られたのが下図のグラフである。(縦軸横軸の目盛りはカット) ![]() この測定は我々が意図、計画したものではなかった。我々がたまたまその酪農家を訪れたとき、その酪農家がそれまでのいきさつを語り、このグラフを手渡してくれた。 我々はすぐに国立K大学におもむき、T教授と面会したところ、T教授は分析対象がどういう由来の水かは知らずに、依頼を受けて分析しただけとのことだった。我々はその水が我々が販売している磁気活水器を通った水であることを説明し、グラフの意味を尋ねた。 T教授の説明では、測定法は近赤外線分光法で、黄色いラインが、磁気活水器を通る前の水、赤いラインが磁気活水器を通ったあとの水、緑色のラインは磁気活水器を通った同じ水を3日後に再度測定した結果だとのことだった。T教授の解釈は以下の通りである。 ◆磁気活水器を通る前と通ったあとの水の近赤外線吸収スペクトルは明らかに違う。 ◆それは、水の分子のレベルで結合状態になんらかの変化が起きていることを示している。 ◆そしてその変化は数日間は持続するものである。 T教授は、農学と工学の博士号を持ち、一昨年8月に分析学の世界的な学術会合として毎年開催されているピッツバーグ・コンファレンス(アメリカ)において、近赤外線分光の分野での業績を評価されて世界的な賞を受賞している研究者である。 T教授は、現在得られているデータだけでは論文にするには不足であり、さらに研究を進めて論文発表すると言っている。T教授と我々の間でさらに研究を進めることで合意ができている。 科学的な観察結果 2 鉄の錆びの実験 通常の水よりも磁気活水の方が、鉄が錆びにくいことが分かった。 「錆び」が金属の電気的現象であることを考えれば、磁気活水では水に何らかの電気的な変化が起きていると推量される。 実験をした場所は株式会社N技研(大阪市)である。 N技研は、大阪大学で長年技官を務めて実験にたずさわってきたN氏が主宰する、磁気の測定ための実験器具を手作りしている会社で、世界中の磁気研究者からの要望に応えて精密で高感度の磁気測定器具を注文製作している、世界でも有数の技術会社である。ノーベル賞受賞の研究者たちも出入りしており、百万分の一ガウスという超微少な磁気を計測することもできる。 実験は、1975年に大阪大学基礎工学科で博士号を取得し、アメリカで江崎玲於奈博士と共同研究をしていたO博士が主導して行われた。 同じ構成の2つの通水ラインを作り、その途中に全長約10メートルの錆びやすい軟鉄製のパイプを挿入した。2つのラインの違いは、一方に磁気活水器を装着したことだけである。磁気活水器は配管の外部に磁石を配置したもので、水とは直接接触していないので、水の成分に影響を与えることはない。 ![]() ![]() 2つのラインに同時に通水を開始し、その3日後に、下の写真のような顕著な差が現れた。 磁気活水器を装着したラインの水は透明であるのに対し、磁気活水器を装着していないラインでは、水は赤く濁っていた。分析の結果これは鉄の錆びであることが分かった。 金属の酸化は電気的な作用を含む現象だから、この結果は、磁気が水になんらかの電気的な変化をもたらしたことを示している。 同様のことは下記のような体験でも明らかになっている。「水は変わる」の第2章でも述べたことだが、ある施設の男子小用のトイレの排水管をあけてみたところ、尿石がびっしりと詰まっていた。そこには尿と水洗の水しか流れて来ない。水洗配管の上流に磁気活水器を装着して6ヶ月ほどすると、尿石はどんどんとれてしまった。 |
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| トイレの排水管 | 磁気活水器装着 6ヶ月後 |
| 尿石とは、尿中に排出される尿酸とカルシウムが、水中で何らかの条件で析出して周囲に付着するものである。析出現象もなんらかの電気的な作用を含む現象だから、磁気活水器を装着することで水の中に何らかの電気的な変化が起きたものと思われる。 便器の黄ばみなども尿石によるもので、磁気活水器を導入すると便器の汚れも、つきにくくなり、落ちやすくなることが、多くの家庭やビルで体験的に知られている。 腎臓結石や膀胱結石などは、体内で尿酸とカルシウムなどが析出する現象である。 |
| 科学的な観察結果 3 油のまざる量の比較 水道水と、その水道水を弱い磁場の磁気活水器に通した水と、その水道水を強い磁場の磁気活水器(マグローブ)に通した水の、3つの試料水を用意した。 その中に一定量の油を滴下して攪拌し、攪拌後一定時間静置してから、水中に混濁する油の量を核磁気共鳴装置を用いて測定した。 3つの試料水を1ヶ月間保存して、数日おきに取り出して同じ観察を繰り返したところ、下図のようなグラフが得られた。(横軸は日数。タテ軸は相対値) |
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グラフから、水は磁場によって何らかの影響を受けること、その影響の強さは磁場が強いほど大きいこと、その影響は時間とともに減少し約1ヶ月(28日)でほぼ解消することが読み取れる。 油の溶けやすさ(混ざりやすさ)の変動は、どちらかというと分子運動的なマターではないかと思われる。つまり、磁気によって、水の分子において何らかの「機械的な変化」が起きていると考えられる。 測定者は「生命の水研究所」(武蔵野市)の松下和弘博士である。同博士には水に関する多くの著作がある。 同博士はかつて、水はクラスター構造をしており、クラスターの大きさは核磁気共鳴で得られるデータのピークの巾(半値巾)に比例すると主張した。しかし科学者たちが、クラスターの大きさは核磁気共鳴で得られるデータのピークの巾によっては読み取れないとして、松下博士の主張を否定し、結局この件は、「ピーク巾はクラスターの大きさを示していない」ということで決着したようで、松下博士も現在は自分の誤りを認めているところである。 しかしながら、「水のクラスターの大きさは核磁気共鳴のピーク巾で見ることはできない」ということによって、水はクラスター構造を持っているはずだという「仮説」そのものが否定されたわけではない。それにもかかわらず、クラスター仮説そのものが学問的に否定されたかのように、インターネットで語ったり行政を指導したりする者がいるのだが、そのような論の立て方は学者として不正直な、世間をあざむくものである。 クラスター仮説は依然として、水のふるまいをうまく説明できる有力な仮説であり、クラスターの大きさを観察する方法が見つかっていないというだけである。 前述の名古屋大学の研究室などで、これから実験と理論で研究が進むのではないか。 松下博士の唱えるさまざまな「理論」は、時として飛躍があり、完全なものではない。測定方法が核磁気共鳴であることも、彼にとっては必然の事情があるのだが、理学的な必然性はない。あるいはまた、彼の履歴をあげて信用できないという者もいる。 しかしながら、巷間のそれらの批判にかかわらず、彼の測定技術は確かであり、得られた結果に疑いはない。すなわち、水は磁気によって変化し、その変化の大きさは磁力の強さに比例し、変化した状態は次第に減衰して、約1ヶ月かかってほぼ元に戻るのである。 科学的な観察結果 4 ネズミが蚊に刺される頻度の比較 我々の数年間の体験で、磁気活水を飲用していると人や牛が蚊に刺されにくくなることが分かっていた。そのことを定量的に確認するための実験を、蚊の実験に関しては世界的な力量を有する、財団法人日本環境衛生センター(川崎市)という公的機関に依頼して行った。 ふつうの水道水を飲ませて育てたネズミと、水道水をマグローブに通した水(マグローブ水)を飲ませて育てたネズミを用意し、ボウフラから育てた蚊で、まだ血を吸ったことのない50匹の蚊の群れの中に、身動きできないようにして2匹同時にさらした。 |
![]() E.Yoshioka |
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| マグローブ水で育ったネズミ | ふつうの水道水で育ったネズミ |
すると、ふつうの水道水で育ったネズミは20匹の蚊に刺されたのに対し、マグローブの水で育ったネズミは、1匹の蚊に刺されただけだった。比率は20対1である。これは日本環境衛生センターの判定基準に照らして、十分に意味のある差だとのことである。(長年この種の実験に携わってきた担当者たちが驚く結果だった) すなわち、マグローブの水で育ったネズミは、そうでないネズミに比べて蚊に刺されにくい、ということが、公的機関によって観察されたのである。 実験者は、その道のベテランであり世界的な権威である。実験場所も、しかるべき実験室でである。飲用水以外には条件が変わらないようにするという設定は、特に難しいことではなく、ルーチンワークのたぐいである。つまり、2匹のネズミで違うのは、飲んだ水だけであり、したがってこの実験から、マグローブの水はふつうの水とは違う、と言えるのである。 どう違うのか、それは分からない。 それを飲用することで体内でどういう違いが生じるのか、それもまだ分からない。 なぜ蚊にさされにくくなるのかというメカニズムも不明である。 また、蚊に刺されにくくなることが、動物の健康にとって良いか悪いかも、メカニズムが解明されないうちは、判然とはしない。 しかしながら、人間や牛での体験から示唆されて、ネズミの実験を実施し、その結果有意の差が定量されたわけだから、マグローブの水を常飲すると人間も蚊に刺されにくくなることは、合理的に推論されるところであり、近年の地球温暖化によって熱帯性のマラリアやデング熱などの重篤な疾患が北上しており、それらの疾病は蚊に刺されることによって生じることを考えれば、人々や家畜が蚊に刺されにくくなることの、さしあたっての現実的なメリットは明らかである。野口英世の記念切手 熱帯性疾患の研究で有名 今後、この研究は世界的な広がりを見せて、磁気活水に対する関心は世界で高まるだろう。 以上、 それぞれの道の専門家によって行われたこれらの実験観察によって、磁気によって水が変化していること、その変化がある程度の時間持続することは、今や疑いもなく明白である。 |