2008年5月20日にマグローブの特許が成立し、6月6日付けで特許証が交付されました。
この特許は、非常に価値が高い可能性があります。
「磁束密度は加算されない」というのが、磁力についての常識でした。磁石を2つ3つ重ねて厚みを増してみても、少し増加するといった程度です。
ところが我々は、磁束密度が「加算」または「掛け算」されるという現象を見たのです。

左図は、マグローブに用いられているネオジム磁石の表面磁束密度を測定しているところです。
ネオジム磁石は、電磁石で着磁する工程でいったんは12000ガウスといった強い磁力を持ちますが、しだいに減衰して、4000ガウスくらいで安定します。
この磁石も4040ガウスとなっています。
その磁石を4つ正方形に組み、周囲を鉄製のヨークで囲みます。そのとき磁石と磁石の間の隙間を1ミリとか2ミリなどとできるだけ小さくしておくと、その隙間に非常に強い磁場が発生するのです。それは左の写真のように12560ガウスという、元の磁石の3倍もの強さとなります。
隙間なしにくっつけてしまうと、元々の磁石の強さに戻ってしまいます。
10の4乗ガウスが1テスラですから、これは1.2テスラです。超電導磁石の強さは10テスラくらいですから、ネオジムを組み合わせてその10分の1ほどの強い磁場を作ることができるのです。
磁石の組み方で強い磁場を生み出す方法。
これがマグローブの特許の一つです。

実際の製品になると、磁石の囲みの中に肉厚1.5ミリのステンレス管が入りますから、管内での磁束密度はそれよりも落ちて、もっとも高いところで7000ガウスくらいとなります。

しかしそういう工夫がなくて、ただ磁石で挟んだだけの従来の磁気活水器の場合は、元々の磁石の強さ以下の磁場しか形成されません。
たとえば右の写真のように、磁石に近いところでも3000ガウス台の後半がせいぜいです。
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