嘉田新党を支持します

2012.11.28



脱原発の結集軸として、嘉田由紀子滋賀県知事が勇気を持って立ち上がったことを高く評価します。

今回の総選挙の焦点は、「原発をどうするか」という点にあります。
国家100年の大計をどうするかということです。
TPPや消費税は、原発に比べれば重大な争点ではありませんし、意見はいろいろあるでしょうから、まぁ、それはおいといて、といったところです。

民意の8割ははっきりと「脱原発」ですし、嘉田さんで女性票も集まるでしょうから、「未来の党」が多くの議席を得るでしょう。そして総選挙で現れた民意を原発立地県の県知事選に向けて、原発推進の知事を落とせば、脱原発は早く実現します。

たまたま先月、嘉田知事と京都のパーティで出会ったことがあって、そこでお尋ねしたところ、私がお送りしておいた自著「さらば核発電」を読んでいただいていたということでした。

昔の京大時代の思い出話などもしました。嘉田さんは農学部、私は工学部で、私が2年早く学部を卒業しています。嘉田さんはもともと原発には反対ですが、私の考えや知識も、改めて多少は参考になったのかな、と思います。
一緒に記者会見していた未来の党の代表代行の飯田哲也氏は、京大原子核工学科の10年後輩です。

さて、自民党は全然ダメです。原発についてあと3年も基本方針を決めない、などと言っているようでは責任ある政党とは言えません。アメリカとか財界とかいろいろなシガラミがあるのでしょうが、もはや賞味期限切れの政党で、「政治が家業」の2世3世ばかりで、人材も見当たりません。先の自民党総裁選でそれははっきりしました。

安倍総裁は「銀行は輪転機を持っている」と言いましたし、石破幹事長は「原発がなければ江戸時代に戻る」と言いました。頭がおかしいようです。マスコミは自民党に政権が戻るようなことをさかんに言っていますが、民主党に失望したからと言って、いまさら多くの市民が自民党に投票するとは思えません。

石原慎太郎氏と組んだ「維新」も墓穴を掘りました。
まぁ、もともとその程度なのでしょうが。原発推進と組んだのでは全然ダメです。
それにしても「立ち上がれ」の平沼氏らの面々は、石原氏に党をまるごと差し出して「太陽の党」になり、あれよあれよという間に、若造と軽蔑していた「維新」に合流させられ、みっともないことです。

「未来の党」の仕掛け人は、むろん小沢一郎氏です。

私は昔から、小沢氏をほとんど評価していません。「総理は軽くてパーがいい」と言って裏に隠れ、気に入らなければチャブ台返しの繰り返しです。「尊王の志」もなく天皇を引き回して平気です。世の右派と思われる人がどうして小沢氏を支持するのか、理解に苦しむところです。

が、しかし、今回のオリーブの木の結集については、すばらしい働きであり戦略だったと思います。嘉田知事を立てるとは、将棋で言えば、「指されてみればなるほど」と感心する手です。

自分の党を解党して、真っ先に合流したのも分かりやすいやり方です。大河ドラマは先週、頼朝の挙兵でしたが、リーダーを担ぎあげて自軍をすべてそこに投じた北条時政に似ています。

千葉県に50騎坂とか、100騎坂とかいう地名が残っています。石橋山の戦いで敗れた頼朝が、いったん船で千葉に逃れて、海岸沿いを騎馬で北上していると、次々に関東の騎馬武者がはせ参じて人数がふくれ上がったという言い伝えがあります。

オリーブの木はもっと大きくなるでしょう。

小沢氏は今後、民主党幹事長のときと同じく、裏で全権を掌握して独断的に党を運営するでしょうが、中核である「国民の生活が第一」は親小沢で固まっていますし、それ以外は国政に関してはほとんど素人なので、それほどあつれきは起こらないのでしょう。

民主党はどうするのでしょう。
野田氏の自爆的な純化路線でバラバラになりそうです。
もともと、党の綱領がないのですから、バラバラになって当たり前ですが。


トップに戻る