| 国会事故調の田中三彦氏らが、昨年2月に福島1号炉の4階部分を視察しようとしたところ、東電が虚偽の理由を述べて、それを拒否したていたことが分かりました。 田中氏はベテランの原子炉設計技術者で、原発について虚偽が多すぎるので、勤めていた会社を自ら退職されたそうです。 |

| 原発の関係者は、平気でウソをつく、という体質があります。 かつて、東電の社長も副社長も、通産省にウソの報告書を出していたことが内部告発でバレて辞任しています。監督官庁に虚偽の報告をすれば、牢屋に入るのが普通ですが、ナァナァで済まされました。逆に、それに怒った福島県知事が逮捕されました。 原発はウソをつかないと動かないのです。 真っ正直に言ってしまうと、あちこちの不具合がバレて、動かせなくなります。 ですからウソでごまかします。 ウソをついているうちに、習い、性となって、ウソを平気でつく人間になります。 昨年2月に東電は、何のためにウソをついたのでしょうか。 それは田中氏らが国会事故調として、地震直後(30分後に津波が来る前)に、すでに配管が外れて水が噴き出していたという証言を得ていて、それを確かめようとしたからです。 実はこの話は地震直後から言われていて、田中氏らは、原発は地震で壊れた可能性があると、早くから指摘していました。 そもそも、原子炉建屋の4階部分は、津波とはまったく関係がありません。 そこに何か重大な欠損が生じていれば、それは津波のせいではありません。 地震の揺れのせいです。 阪神大震災の様子を見れば、激しい揺れの力が分かります。 私は当時も今も、神戸に住んでいて、地震の真っただ中を体験しました。 |

| 原発のプラントは、重さの違う機器が複雑な配管で結ばれています。 それらを激しく揺すれば、機器によって揺れの大きさや周期が違ってきて、それらをつないでいる配管などが外れてしまいます。 1号炉の4階には、それが起きた、その残骸があるのです。 東電はそれを隠したのです。偽計による公務執行妨害です。 それはおそらく今でもそこにありますから、事故調は再度集まって現場を視察すべきです。 もし、津波ではなく、地震の揺れで原発が破損していれば、すべての原発は地震に対する備えを持たなければなりません。それは津波対策よりはるかに金がかかります。しかも、いくら金をかけても、国民の納得は得られません。 つまりすべての原発が、否応なしにアウトになります。 |

| いま、規制委員会は「活断層」の調査をしています。 それは、活断層の上に原発は作らない、というルールを人間が作ったからです。 しかし本質は「活断層」がどこにあるかの問題ではないのです。 日本は上図のように地震だらけです。 こんなところに原発を作ってはいけない、という簡単な話です。 |