京都女子大学教授小波秀雄氏のスピリオン批判の誤り
2006.11.04
しかし、こなみ氏の誤読も、天羽優子氏の勘違いよりは多少はマシなのかも知れない。天羽氏は赤い丸を、こともあろうに「陽子」と勘違いしている。その上、陽子が出来るには核反応が必要だ、そんな核反応がこの筒の中で起こっているとでも言うのか!と息巻いている。しかし仮に陽子だとしても、水素の原子核は陽子そのものだから、水素原子から電子をはじき飛ばせば陽子になる。核反応など必要ない。天羽氏は二重の間違いをしていて、これは学者として非常に恥ずかしいことだが、ニセ科学批判者たちはこのくらいは平気である。
しかし小波教授は自分の誤りにトンと気づかず、恥の上塗りをしている。9月23日に小波教授は天羽優子氏の水商売ウォッチングにメールを送り
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/bbs01/list.php
[22355] 核反応が起きることにはならないでしょう
こなみ のコメント: 2006-09-23 12:35 :
水素が単に電離すれば電子と陽子になるわけだから,核反応が起きていることになるというツッコミはまちがいじゃないでしょうか?あ,もちろんこの装置はぜんぜんナンセンスな代物ですけどね。ちなみに,うちの日記でも別の観点から論評していますのでよろしく。
などと言っている。
小波教授のこれまでの言動から判断すると、彼は他の人がこのような間違いをしたら思いきり怒鳴りつける人のようであるが、ニセ科学批判仲間のうちでは、お互いに批判せずにおべんちゃらを言い合うようだ。そういう暗黙のルールがあって、禁をおかして相互批判するとたちまち敵対関係になるのだろう。
さて、それに対して天羽優子氏は
[22357] ちょっと区別が曖昧な書き方になっちゃってますね
apj のコメント: 2006-09-23 20:41 :
真空中の話と液体中の話の。
原子核を壊す、じゃなくて原子を壊す、と書き換える方向で、少し手直ししてみます。
などと答えている。なんとも恥ずかしいお笑いぐさである。
2人とも、「ディレカは陽子が飛び出すと主張している」と思いこんでいるわけだ。
しかし、自然界で自然にそんなことが起こらないことくらい誰でも知っている。だからディレカはそんなことは言っていない。当たり前だ。2人で勝手に勘違いして盛り上がっているだけである。
それに輪をかけて天羽優子氏は「原子を壊すと書き換えよう」などと、ホトホト呆れる対応をしている。
原子とは原子核と軌道電子でできているから、軌道電子が増えたり減ったりする現象は、まぁ言ってみれば原子が壊れる現象である。しかし誰もそんな言い方はしない。塩Naclを水に溶かすとNa+とCl-に分かれるのは中学の理科で習うことで、軌道電子のやりとりが起こるわけだ。それはイオン化とか電離とか言うありきたりの化学反応である。それを天羽優子氏は「原子を壊す」と言うわけだ。
それに「真空中と液体中が曖昧な書き方になっちゃった・・・」と言うが、真空中(真空中に水素原子があるというのもおかしなことだ)なら核反応が必要なのか?水素原子の軌道電子を吹き飛ばすくらいのことはプラズマ現象であって、核反応では全然ない。
だいたい、水素原子は原子番号1で原子核は陽子1個である。ということはこれ以上核分裂をすることはない。したがって天羽優子氏が「水素原子の核反応」と言うとき、それは核分裂ではなく核融合を意味することになる。もうムチャクチャだ。基本的なことが全然理解できていない。3流のケミストたちは、このように口を開くたびに恥の上塗りをしている。
そして今は、「核反応が起きるとでも言うのか!」という居丈高でトンチンカンな表現は、以下のようになっている。
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html
一番の見所は、説明用のアニメーションで、水が流れると陽子と電子がばらばらになって、陽子が装置の外に飛び出し、電子が流れていく絵になっているところか。実際には、液体の水(正確には水溶液)の中で水が電離しても、陽子は他の水分子の作る電子雲の中に存在する。陽子だけが単独で漂い出ることはない。
まぁ、多少は表現を変えたわけだが、依然として本質とはほど遠い話をしている。
そもそも、陽子だけが単独で漂い出ることはないなどということは、当たり前のことで、ディレカの金属容器を素通りして陽子が装置の外に飛び出して、外部に漏れてくることなどない。そんなことは誰でも知っているから、誰もそんなことは言っていない。勘違いしているのは、小波氏と天羽優子氏の2人だけである。
なぜ彼らは勘違いしているかというと、彼らが紛れもなく3流のケミストたちだからである。3流のケミストたちは、正の電荷が存在すると思っているようだ。そこが大間違いで、自然現象に対する基本的な理解ができていない。正の電荷があるとして考えると、いろいろなことが理解しやすいということはあるが、陽電子や陽子そのものの電荷は別の話だが、原子のレベルで話をするとき、正の電荷というものは物質的な存在ではない。それは固体物理や半導体を学んだ者には常識で、正の電荷とは、「あるべきところに電子がない」という「状態」のことである。
3流のケミストたちは、水素原子が正の電荷をもって水中をウロウロしているというイメージを持っている。だから、正の電荷がディレカの外に出て行く、という話を聞くと、水素原子が外に飛び出していくイメージが浮かび、そんなことがあるか!と逆ギレするわけだ。
自分たちの頭が悪いだけである。
「正の電荷」がディレカの外に出て行くということは、「あるべきところに電子がない」という「状態」が金属のパイプの外に伝搬していくということである。それは物質的には、金属の中を、その流れとは逆向きに電子が流れるということなのである。その電子は地球から来てディレカの中の水に飛び込み、たちまち流れにのって消え去るのである。
ともかく、今回の小波氏の「仲間内での正式なツッコミ?」と天羽優子氏の訂正によって、天羽優子氏の表現が間違っていたことがハッキリした。つまり天羽優子氏は、自分が間違っていながら相手を名指しで批判し、その批判をお茶の水女子大学という権威をもって勝手に日本中に発信していたことが、ハッキリしたわけだ。その責任を天羽優子氏はどうとるつもりか?
そんことはどうでもいいいじゃないか、訂正したからいいじゃないか、というのがニセ科学批判者たちの常道だが、世の中はそういうふうには出来ていない。法的にはともかく、まずは相手に謝罪するのが社会人としての常識である。しかしニセ科学批判者たちの誰ひとりとして、そんなことはしない。逆に言うと、そういう礼儀さえ思い浮かばない人々が集まって、国家国民のサイトをジャックして遊んでいるのである。
重ねて言うが、ディレカは「陽子と電子がバラバラになる」などとは言っていない。
言っていないことを、言っているかのように言いつのって、間違った考えで企業の実名をあげてこきおろす行為を、反社会的行為と言わずして何と言えばよいのか。このことで発生した損害を、サイトの管理責任者であるお茶の水女子大学や大阪大学はどう補償するつもりか?
さて、懲りない面々は新たな標的を見つけた。
大阪大学の公式サイト「キクログ」で、小波教授がサンワードという会社が製造販売しているスピリオンという活水器を批判している。
キクログ 波動・美容・マイナスイオン
756.tomato October 27, 2006 @ 11:10pm
とりあえず逐条的に追っていってみましょうか。・「活性化された水」
多くの水系ニセ科学商品で,「活性化」という言葉が使われている。化学で活性化というのは高いエネルギーを与えられた状態になることを意味するが,そのような水の活性化というのは常温の水ではありえない。水はきわめて安定な物質(エネルギーの低い物質)だからである。
ようするにこの文書はなんであるのか?どうぞご判断ください。なお,高校化学をきっちりと押さえてもらえば,私のこの文章はほぼ納得いただけるでしょう。
書いているのはキチガイだ、と言わんばかりである。
私も、サンワードのホームページでスピリオンの説明を読んで見たが、分からないことが多く、現在の理学的常識に合致しない説明もあると思う。しかし、小波教授のように、実際に起こっている現象を無視して、説明の理論的部分だけを取り上げて、中小の業者を名指しで批判するのは間違っている。
サンワードのホームページによると、スピリオンはその前身のイオンクリーンと呼ばれていた頃を含めて、20年近く売れている商品で、日本を中心に世界で約3万台の販売実績があるそうだ。その主たる用途は、配水管の中でカルシウムやシリカなどのスケールが析出、付着することを抑制すること、さらには、ついているスケールを徐々に除去してしまうことである。
水が炭酸カルシウムを溶解させる力は、水温が上がると低下する。だから電気ヒーターなどで水を加熱する部分がある経路では、炭酸カルシウムの析出が問題となる。スピリオンはその問題を軽減、解決してくれるので、たとえば、ノズルから熱湯が出てあたたかいコーヒーなどをサービスする自動販売機の配水経路に、ごくごく小さなスピリオンを装着すると、配水管にスケールがつかなっくなって、水質が保たれメンテナンスが容易になる。
ビルの配管にも用いられていて、大学の建物にもたくさんついているそうだ。
もしこのような実用性の説明がウソであれば、20年間も売れ続け、3万台も売れるはずがない。
これは、小波教授をはじめとするニセ科学批判者たちの思考の特徴なのだが、彼らは、自分たちには知恵や知識があるが、一般大衆というものは知恵も知識もなく、そんなヨタ話にだまされ続けるバカ者の集団だと考えている。小波教授は、全世界で数万人の実業家や工場主が20年間にわたってスピリオンにだまされ続けている、と本気で信じているようだ。
しかしむろん、現実の世界でそんなことは起きていない。
なるほど小波教授には一般大衆より多くの物理学や化学の知識があるだろうが、頭脳の働きというものは小波教授も一般大衆もたいして変わらない。むしろ一般大衆(と言ってもそこにはたくさんのインテリがいるわけだが)には、小波教授よりずっと賢い人がたくさんいる。
私がこれまでニセ科学批判者たちの言論を見てきた経験から判断すると、彼らの頭脳の働きは世間全体のせいぜい上の下クラスでしかない。そして誰もまともな研究などしていない。ヒマである。だから、おべんちゃらを言ってくれる者を周囲に集めて、インターネットで昼夜なくニセ科学批判などとエラそうなことをしゃべりちらしている。小人閑居して不善を為す、とはまさにこのことである。
少年易老学難成
一寸光陰不可軽
本気で科学研究に取り組んでいる人々には、そんなつまらぬことに時間を費やすヒマもないし興味もない。
さて、むろん一般大衆には十分な知恵がある。だから起きている事実は単純明快だ。スピリオンには、サンワードが主張するような実用性があるのである。
その実用性がどのような理屈で成立しているか、というサンワードの説明が正しいとは限らないし、学術用語ではない自己流の造語が見られることも、なるほど小波教授が指摘するとおりだ。しかし、小波教授のように、その説明を全否定して、水は安定であって、炭酸カルシウムの析出を抑制するような「活性」を持つことなどないのだ、と断言してしまっては、スピリオンが実際にスケールの析出を防止しているという「現実」をまったく説明できなくなる。現象を説明できない理論など、間違っているに決まっている。なるほどサンワードの説明は間違っている「かも知れない」が、小波教授の主張は間違っているに「決まっている」のである。
私は先日、ある有名大学の理工学部長(分析化学)と、水の分析についてディスカッションをしたが、彼は、水は不思議な性質を持っていて、いろいろ分析を頼まれてトライはしてみるのだが、なかなか正体がつかめないと言っていた。たとえば、新幹線の水洗トイレの水は、ある工夫をすると、たしかに尿石の析出が抑制される。その現象はあるのだが、では水のどこがどう変わったか、いくら調べても分からない。そして、どうせ分からないという気持ちがあるから、なかなか学生や院生に対して、本気で一生かけて研究しろということにならない、それがまた、分からない理由かも知れない、と語っていた。これが、自然や科学や、あるいは人生に対する正しい真摯な態度である。
ニセ科学批判者たちのように、磁場や電場や遠赤外線(どれも電磁場である)で水は変わらない、水は組成がすべてであって、組成の変化のないところで水の性質が変わることは絶対にない、変わると言う者はすべて金儲けが目的の詐欺師だ、などと主張する者は、真に学問研究をしている科学者の中には一人もいない。もしそのように主張する科学者(自称)がいたとしたら、その者こそ「ニセ科学者」である。小波教授は、頭の中で自分の理屈をこね回し、その理屈で、実際に起きている現象を否定する。
現象を否定する????? そんな科学ってあるか?
このようなデタラメな話が、大阪大学教授菊池誠氏の承認のもとに、大阪大学の権威をもって、大阪大学のホームページに堂々と掲載されているのである。
さて、興味深いのはスピリオンの開発の経緯だ。スケールを防止するために、スピリオンの開発者は、小波教授が拒否反応を起こすような「奇抜な理論」を考え出し、その考えに沿っていろいろ工夫をしてみたわけだ。すると実際にスケールが防止できたのである。
プラスチックパイプの外側に炭素電極を巻く???
その隣にアルミ電極を並べて巻く???
水が流れたらパイプの外面に静電気がたまる???
電圧は数万ボルトになるだろう???
その電圧を利用して水中に電子を放射しよう???
などということをどこからどうやって思いついたのか、何かヒントがあったのか、とにかく感心してしまう。そして、それで実際に効果があるわけだ。つまり開発者の考えは当たったのだ。そしてその技術には世界中で特許が成立している。小波教授が主張するように、このような考えがすべて非科学的なデタラメならば、それが「当たる」確率はほとんどないだろう。
開発者の「奇抜な理論」は大筋で正しいと思われる。
ただし余談だが、このような特徴をもつスピリオンを、家庭の水道に用いることにそれほどのメリットがあるとは思われない。配管がきれいになるだけでは出費に見合わないだろう。スピリオンを家庭に普及させようというビジネスには、首をかしげざるを得ない。
http://appa.hp.infoseek.co.jp/eco/files/sw-enso.pdf
1ページ目をみると[3] スピリオンの活水機構という図解があります。
しかしこれを読んでもさっぱりわかりません。
中学・高校の理科T程度の知識しかないものですが、ご教授いただけるとうれしいです。
758.こなみ October 28, 2006 @ 12:37am
・「静電子」 こんな言葉はありません。意味不明。
・「静電子膜」 いよいよ意味不明。
・「アルミ電極はマイナス静電場に置かれると最外殻の電子を放出して・・・」 そんなことはおきません。
そのあともぜんぜん意味はありません。まったくのたわごとです。