水商売ウォッチングにおけるネット中傷の実態  2   2007.11.11



前記事で私が指摘したことは、「水商売ウォッチング」と2チャンネルとは、「やり口」が同じだということである。

2チャンネルでは、匿名の卑怯者たちが、寄ってたかってある学校の悪口を書き、そのことでその学校に甚大な損害を与えた。そのことに対して、書き込み人が特定され、刑事罰が適用されようとしている。

一方、「水商売ウォッチング」では、町で見かけた看板からウェブサイトをたどり、それを読んだだけで、「日本医泉療術院」において、あたかも悪徳商法が行われているように決めつけ、嘲笑した。その結果「日本医泉療術院」で顧客の減少などの実害が発生している可能性がある。(もともと、客を減らすことが目的の書き込みである)

「ウェブなどで宣伝している者は、周囲から実名で批判されても仕方ない」

というのが、「水商売ウォッチング」の理屈だが、そんな理屈は成立しない。そんな理屈がまかりが通るなら、2チャンネルはその通りに行動しただけだから、全員無罪放免だ。
「2チャンネルは悪いが、自分たちは正義だ」と言いたいなら、その理屈をきちんと説明すべきだろう。

一企業、一個人に対する卑劣なバッシングが、国民の財産である国立大学のサイトで頻発している。個人サイトならともかく、国立大学の公式サイトである。なぜそれが国立大学の業務なのか、お茶の水女子大学は、国民に対して説明する義務と責任がある。

ところが、説明どころではない。自称管理人は次のように言っている。
[25118] apj のコメント: 2007-11-09 01:35 :
関係のない第三者同士のやりとりの内容をもって私やここの掲示板を批判する行為は、重ねれば重ねるほど「自分の関係のない所にイチャモンをつけまくる変な人物であること」という事実を立証するだけですし。


私は、社会正義について語っている。「水商売ウォッチング」の当該の言説は、はっきりと不正義であり、その卑劣さは2チャンネルと変わらない、と批判している。
ところが、自称管理人にはその批判が、「自分の関係のない所にイチャモンをつけてきた」としか受け取れないのである。そんな程度の者にサイトを管理する資格などない(むろんお茶の水女子大学はこの者を管理人とは認めていないが)。自称管理人は、お茶の水女子大学の公式サイトで、仲間内の井戸端会議でもしているつもりか。「あたしたちがゴシップを楽しんでるのに、文句言わないでよ」ということか。

また、書き込み人らは次のように言っている。

[25120] 石田剛 のコメント:
2007-11-10 05:06 :

それから、批判すべき悪徳商法やニセ科学は、あまりにも多数あるので、いちいち中身を詳細に検証しては、それこそ社会的リソースの無駄遣いってことになると、石田は考えています。

[25121] m のコメント:
2007-11-10 16:14 :

鰯の頭の信心を科学的根拠があるかのように広めた上で、困っている人から多額の金銭を騙し取ろうとしている輩に対しては、バンバンと矛盾点を指摘して批判をしていくのが大事だなって思います。

実はこれが「水商売ウォッチング」の思想であり、危険な考え方である。
この数年間で、「水商売ウォッチング」やキクログやこなみ日記が、若者たちの間に育て上げた思想だ。
私は、このような考え方に反対であり、それはこのサイトで一貫して主張してきたことである。
相手を批判しようとするならば、相手を個別に見るべきであり、十把一絡げにしてはならない。

「予防検束」ということがある。ある人や団体が犯罪を起こしそうだと「判断」して、あらかじめ捕まえてしまうことだ。このことは、戦後の政治的議論の大きなテーマになってきた。戦前の治安維持法の時代には、政府や憲兵隊の判断で人々は予防的に拘禁された。そんな時代に戻っていいのか、それほど市民生活にとって重大な問題なのである。そして、さまざまな議論をふまえて現在は、暴力団や麻薬、破壊活動などの限られた分野で、裁判所などの正規な手続きと判断のもとに、予防検束があり得るという体制になっている。

「水商売ウォッチング」の思想は、予防検束と同じであり、戦前の治安維持法と同質である。
相手を叩くのに、手続きなど不要であり、司直でも何でもない自分たちの判断だけでよく、しかも、自分たちは匿名でいいのだ、という。
「こいつは怪しい」という自分だけの判断で、ろくに調べることもなく、相手をバンバン批判していいのだ、看板が気に入らない、看板を出して商売している以上、公開の場で実名を出して批判していいのだ、何か文句があるのか、内容をいちいち調べるのは社会のムダだ、オレ様のような優秀なリソースにそんなムダなことをさせるな、世の連中はバカで鰯の頭を信じている、そういう哀れな連中をオレ様が救ってやるのだ・・・・

このような考えは、全体主義であり、選良主義であり、独裁であり、法によらないリンチ(私刑)であって、はっきりと民主主義と自由主義の敵である。まるで先祖返りしたかのような「おぞましさ」である。

彼らは、他人の正否は自分で決められると思っている。自分が間違うことはないと思っている。間違ったらどうするか、などと考えもしない。そして、自分が間違っていても、訂正も謝罪もしない。

それが、「水商売ウォッチング」のやり方だ。

もし投稿人に、真摯に自分の信じる正義を実行するつもりがあるなら、「水商売ウォッチング」に書き込む前に、「日本医泉療術院」に出向いていって、「あんたがやっていることは悪いことだ」と面と向かって糾弾すべきである。それが正義を実行するということだ。その上で、必要なら書き込みをすればよい。

しかし彼らには、そんなことをする勇気や折り目正しさなどない。ろくでもない連中が、匿名であれこれ書き込んで、自分の正義感と優越感を満たして、グダグダと遊んでいるのが、「水商売ウォッチング」である。
2チャンネルと同じである。2チャンネルの方が、私物であるだけ、まだマシである。


ところで、もし投稿人が「日本医泉療術院」に乗り込んで行ったら、彼はそこで違う事実を知ることになっただろう。相手はバカではなかった。悪意もなかった。暴利をむさぼってもいなかった。驚いたことに、そこでは実際に病人が救われていた。周囲には感謝の声が満ちていた・・・・・。

私は「日本医泉療術院」を知らないが、そんなことは世にいくらでもあることだ。
もしそうだったら、投稿人は、どう謝罪するつもりか。

投稿人らは、法治国家にあるまじき無法を繰り返した。2チャンネルと同じ、学校裏サイトと同じだ。

私は、「日本医泉療術院」は投稿人らを告訴すべきだと考える。今回の一連の投稿によってもたらされた不当な風評被害に対し、損害賠償を求めるべきである。それが社会正義というものだ。
これまでも、これからも、「水商売ウォッチング」などで不法にバッシングされた企業は、法の正しい執行を求めて裁判を起こすべきである。それが法治国家というものだ。


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