玄海原発は安全ではない

2011.06.30


政府が九州電力の玄海原発を再稼働させようとしています。
佐賀県知事も「国の責任でやるなら」ということで黙認しようとしています。

定期点検が終わった原発を再稼働するのに、法的には地元の承認は不要ということですが、人間のやることですから、政治的には県議会が反対したら稼働できないでしょう。

そこで、佐賀県の議員のみなさんに判断材料を提供します。

まず、まだらめ原子力安全委員長が、「全電源喪失は想定しなくてよいとしている現在の安全基準は間違っている」とはっきりと証言していて、今頃何を寝とぼけているかということではあるのですが、それを改定するには2年かかるということですから、それまでは、少なくとも、いったん停止した原発を再稼働することはできないというのが、ふつうの合理的な考え方です。

もし佐賀県議会がそのことを無視して原発の再稼働を認めるなら、何か起きたときに佐賀県民がこうむる損害を佐賀県は受容するということですし、賛同した佐賀県議は重大な責任を負うことになります。


日本のすべての原発は、耐震性がほぼゼロ




加速度をガルという単位で表します。ガルはイタリアの天文学者ガリレオにちなんで名付けられています。

ガリレオはピサの斜塔から大小2つの鉄球を同時に落として、見物客が「大きい鉄球が早く落ちるだろう」と思っていたのに反して、どちらも同時に着地することを実験してみせました。
空気の抵抗が無視できる場合、どちらの鉄球にも地球の引力が働いて、落ちるスピードは同じになるのです。
地球による加速度は981ガルです。鉄球を手放すと1秒後に981cm/秒のスピードになります。
地震では、地上で動かずにいた物が急に動き出すわけで、追突事故のムチウチ症のようなもので、その時の加速度がどのくらいかをガルで表します。


ネットゲリラさんのところで2ちゃんねるの投稿が紹介されているのですが、日本の原発の耐震性はきわめて脆弱で、はっきり言って耐震性はありません。これは武田邦彦氏もさかんに指摘しています。福島でも、津波とは関係なく、最初の揺れで配管が外れて冷却水が噴き出したという、運転員の証言があります。

自民が原発つくり民主が炸裂させる、この様式美w
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/06/post_a148.html




235 (愛知県)[sage] 2011/06/09(木) 18:21:58.67 ID:b5opvKPW0
こんな想定震度で原発が立ったのも、みんな自民党さんのおかげです。

     ↓最近観測された地震での最大加速度
1993年 釧路沖地震       922 ガル
1995年 阪神淡路大震災     848 ガル
2004年 新潟県中越地震    2516 ガル
2007年 新潟県中越沖地震   2058 ガル ← 柏崎刈羽原発での実測値
2008年 岩手・宮城内陸地震 4022 ガル ← 日本における過去最大


日本の原発の耐震設計基準(これに耐えるように設計する)
左の数値:最強震度=過去の記録から予想した最大震度 
右の数値:限界震度 ありえないはずだが想定しておく震度

           単位:ガル
東海        100/150
東海第二      180/270
敦賀1       245/368
福島第一1〜6    176/265
福島第ニ1・2    180/270
柏崎・刈羽1    300/450
柏崎・刈羽2〜5  300/450
浜岡1・2     300/450
浜岡3・4     300/600
美浜1・2     300/400
美浜3       270/405
高浜1・2     270/360
伊方1・2     200/300
玄海1・2     180/270
六ケ所再処理   230/375


236 (愛知県)[sage] 2011/06/09(木) 18:26:02.96 ID:b5opvKPW0
こんな想定津波で原発が立ったのも、みんな自民党さんのおかげです。

1896年 明治三陸地震 - 岩手県綾里 津波高さ     38.2 メートル。
1923年 関東地震 - 津波の最大波高は熱海で      12 メートル。
1933年 昭和三陸地震 - 岩手県大船渡市三陸町    28.7 メートル。
1983年 日本海中部地震 - 青森県つがる市)       14.9 メートル。
1993年 北海道南西沖地震 - 奥尻島津波高さ      30 メートル。
2011年 東北地方太平洋沖地震               10 メートル以上。

       想定津波(メートル)
泊 原発(北海道電力)          9.8 
志賀原発(北陸電力)           5.0 
美浜原発(関西電力)        1.53〜1.57
高浜原発(関西電力)        0.74〜1.34
大飯原発(関西電力)        1.66〜1.86
敦賀原発(日本原子力発電)       2.8 
もんじゅ(日本原子力研究開発機構)   5.2 
島根原発(中国電力)          5.7   
伊方原発(四国電力)          4.25
玄海原発(九州電力)          3.7 
川内原発(九州電力)          2.1

(「津波波高と遡上高を混同してる」とか何とか批判する奴がいるが、どっちで比較しても大半が水没する)



ID:b5opvKPW0 さんからのの貴重な投稿です。

ちなみに東電福島の想定津波高さは4.5メートルでした。実際に来た津波は10メートルとも14メートルとも言われています。


ガルと言い、津波高さと言い、よくもこんないい加減な基準で作ったものだと呆れてしまいます。

原発がさかんに作られた70年代、80年代には、たぶん「ガル」という考え方が確立されていなかったのでしょう。こんなもんじゃないかなと想定して設計したところ、1990年代からの実際の地震でガルを測定してみたら、とんでもないことでしたということでしょうか。

経緯はともかく、こんな想定ではどうにもなりません。

赤ちゃんを強く揺さぶると死んでしまいますが、日本の原発はすべて赤ちゃんのような作りでしかなく、「普通の揺れ」にさえ耐えられません。せいぜい500ガルまでしか耐えられないのに、1000ガル前後の地震がしょっちゅう起こっているのです。配管のような軽い物と、炉のような重い物は別々に動きますから、最初のひと揺れで、あちこちで配管が外れたり割れたりして水や蒸気が噴き出すでしょう。

福島では、制御棒は何とか挿入できて連鎖反応は止まったものの、配管が外れたか割れたかで冷却水が失われ、緊急冷却装置もまともに動かず、全電源が失われて、炉心は想定されていた通りに冷却水を失ってから数時間でメルトダウンしました。




しかも日本は世界でも有数の地震国です。上図は今年の4月、1ヶ月間の地震発生です。
世界政府があったとすれば、「どこに原発を作ってもいいが、日本だけはダメ」と言われるでしょう。


スライドショウで述べたように、原発は採算が合っていないので、やる理由がありません。安全性以前の問題なのですが、安全性について言えば、原発推進者は、1000年に1度の天災にも耐えられる、何重もの安全策があって炉心溶融などあり得ない、などと豪語していました。しかしすべて口から出まかせでした。震度がたったの6でも想定外なのでした。

歴代の原子力安全委員長の本音も、「そんなことまで考えていたら原発なんて作れませんよ」「安全にばかりコストをかけられませんよ」ということで、推進側とまったく同じでした。


玄海原発も安全ではありません。
佐賀県議はよくよく思案することです。





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