安倍イリュージョン崩落

2016.02.14

安倍は株価幻想を振りまくことで政権を保ってきました。政府が株価をこれほど気にすることは、そもそも奇怪なことなのですが、それでも国民の1%くらいに評価されてきました。

しかしその幻想さえも崩落しました。

安倍は日経平均が2倍になったことを「アベノミクスの成功」と誇っていました。





確かに日経平均は民主党時代の1万円あたりから、2015年には2万円くらいまで上がっていますから、2倍になったように見えます。また、東京証券取引所の平均であるTOPIXも次図のようになっていて、ほぼ似たような動きです。

ただしブルームバーグのこのグラフは、アベノミクスは崩壊したという記事です。
これまでの上昇トレンドから完全に乖離しているからです。





アベノミクスとやらでなぜ株価が上がったかというと、これは安倍が輪転機に手を掛けて、円札をどんどん印刷して株式市場に投入したからです。それがアベノミクスの正体です。安倍はこれを、通貨の番人である白川日銀総裁のクビを切って、黒田にすげ替えることで実行しました。

江戸時代にも経済危機や財政危機は何度もありましたが、藩札を増刷すれば危機が乗り越えられるなどという話はないわけです。戦時中日本軍は裏付けのない「軍票」を発行して、さも価値があるかのように言って現地で資財調達しましたが、はじめからまったくの紙くずです。

アベノミクスとはそういうことでしかありません。

さて、しかしそれで、日本円の量が増えましたから、その分、円安になりました。
円/ドルのレートの変遷は次のようになっています。



東証トピックスの円建てのグラフと、この円/ドルレートのグラフを組み合わせて、東証トピックスをドル建てで表示すると、およそ次図のようになります。 





すなわち日本の株価は、世界の投資家から見れば2倍になど全然なっていなくて、アベノミクスによって、10ドル弱から13ドルへ、3割ほど上昇し、アベノミクスの崩壊とともに元に戻りつつあるということです。

しかし日本国民にとっては元に戻ったでは済みません。

安倍はこの3割の上昇を作り出そうとして、円札を刷りまくり、国民の私有財産である年金基金の多くを注ぎ込んでしまったからです。これを取り戻す方法はありません。

年金も崩落したのです。

週明けから、中国の市場が開かれます。
アベノミクスはさらに崩落してゆくでしょう。

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