トップページに戻る
第2章 天羽優子氏の科学認識の誤り
2−1 天羽教の教義
天羽優子氏は、
「企業が言う、その製品の機能や使用結果は認める。すなわち下図のの部分は認める」
と何度も言っている。しかしそれはまやかしである。

実際には彼女は、いろいろな企業が言うの効果のほとんどは、いちいち検証するまでもなく、「真っ赤な嘘」で、人々は「完全に騙されている」と断定している。これは科学者には考えられないやり方だ。彼女がなぜそうするかと言うと、彼女は、水に関して特別な考えを持っているからである。彼女は、証明することなしに、それどころか何の考察をすることもなく、その特別な考えを正しいと信じている。考察も証明もないのだから、それは科学ではなく信心であり、「天羽教の教義」とでも言うべきものである。
天羽教の教義1. 水は時空を越えて不変である。
天羽教の教義2. 磁場で水が変わることはない。
天羽教の教義3. 水は余分な機能は持たない。
天羽教の教義4. 健康によい水は存在しない。
これが彼女の「水」について根本的考えだ。教義1が根本の教義で、教義2.3.4.はそこから派生している。しかしこれらはすべて間違いである。すべて、天羽優子氏の思いこみにすぎない。
2−2 水は時空を越えて不変である・・・・・とは言えない
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html
「波動」系水商売を斬る − 量子力学の正しい理解のために
天羽
水分子H2Oは,すべて同じ性質を持っている。きれいなわき水の水分子も下水の水分子も,日本の水もアメリカの水も,水分子の周りに他に何があるかという違いだけで,水分子そのものは全く同じ形と大きさと質量を持ち,物理的・化学的性質も同じである。
これは,水を構成している原子の性質が,世界中どこででも同じであることによる。日本の水素原子とアメリカの水素原子には何の違いもないし,酸素原子についても同じである。分子を構成している原子が,それぞれ全く同じ性質を持つから,原子の組み合わせでできている分子の性質も,世界中どこででも同じになる。
宇宙が始まって150億年ほどの時間が経っている。そして宇宙空間は果てしなく広がっている。
その時空の中を水素原子と酸素原子が、時に結びつき、時に離れて漂っている。
天羽教の教義1は、水素原子Hと酸素原子Oが出会って2対1の割合で合体するとき、HとOの合体の角度とか距離とか回転とか振動とか軌道電子の分布とかは、そのH2Oが漂う空間の重力場とか電磁場とかによらず、時間的には過去から未来まで、空間的には宇宙の果てまで、一律に決まっていて、水には1種類しかない、というものである。
彼女はそう信じ込んでいる。しかしそんなことは証明されていないし、そんな不確かなことを平気で言う科学者もほかにはいない。彼女は二言目には、学会で認定されていないことは認めない、論文が出ていないものは認めない、と言うが、水は時空を超えて不変である、などということが学会で認められたことはないし、そんな論文も出たことはない。それは彼女の空想にすぎない。
水分子が1種類しか無い理由として、彼女は、水素原子は1種類、酸素原子も1種類だから、その組み合わせ方は1種類しかないのだという。むろんそんな理屈も成立しない。
水素原子は1種類、酸素原子は1種類、そこまでは認めても、水素原子と酸素原子の結合の仕方は、たとえまだ見つかっていなくても、いくつかあるだろうと考えるのが自然だ。
しかしとにかく、彼女は、水分子の構造はどうやっても変化せず、宇宙の全域で一律に決まっていると思いこんでいるわけだから、「組成も変わらないのに水が変わった」などという話はすべて、彼女にとっては検討するまでもなく、虚偽または間違いでしかあり得ないのだ。だから彼女は、「こういうことが起こった」「ああいうことが起こった」というビジネス側の報告をすべて、検証することなく全否定するのである。
これが「水商売ウォッチング」の基調となっている考え方だ。もちろん間違いである。
2−3 磁場で水が変わることはない・・・・・とは言えない
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/bbs01/ [15665] 2005-05-15
水は反磁性体で、磁場の影響は非常に小さく、後に残らない
天羽
磁気についてですが、水(分子)そのものに対する効果は期待できないといっていいでしょう。水は鉄のように磁石に引きつけられたり磁石になったりする性質を持ちません。逆に、磁石から遠ざかったり(非常に強い磁石を使うと見ることができます)、磁気の影響を受けたことは磁気が取り除かれれれば全くなくなってしまうという性質をもちます。学術用語では、これを反磁性体といいます。もし、業者が、水そのものに変化を及ぼすような説明をしたとしたら、その部分については「真っ赤な嘘」で「完全に騙されて」います。
建物の配管の保護をするなら、建物全体に対して塩ビライニングをするか、酸素除去装置を取り付けるかしか方法がありません。私ならこの2つのいずれかを選んで、磁気活水器は買いません。
私たちが普及活動をしている「マイナスイオン水生成器」は磁力を利用している。その構造は下図のようになっている。

配管の周囲に単に磁石だけでなく、銅の合金で出来た「反射板」を設置しており、その働きによって、ただ磁石を配置しただけの類似品よりも格段に高い性能を示している。たとえば、空気中に噴霧した時のマイナスイオンの発生量は次のように実測されている。
|
マイナスイオン発生数 |
水道水基準からの増加量 |
| ふつうの水道水 |
22000個/cc |
|
| 「磁石だけ」の類似品の水 |
23600個/cc |
+1600個/cc |
| 「マイナスイオン水生成器」の水 |
42000個/cc |
+20000個/cc |
水は、この装置を取り付ける前と同じように、ただ給水管の中を流れているだけで、他の物質と接触したり、水の中に他の物質が流入したりすることはない。しかし、これで水は変わるのである。
日本中の猫がこの水を好んで飲む。犬の毛のつやが良くなってくる。牛舎につければ牛はその水を好んで飲み、良いお乳を出すようになる。牛舎の臭いは半減する。稲は良く育つ。イチゴは甘くなる。切り花は長持ちする。業者が丹波黒豆を煮る時間が2割短縮されている。コンクリートは強度が増し、凝固時間が短縮される。浄化槽は自然にきれいになってくる。トイレの尿石はとれてくる。クリーニング屋では洗剤使用量が減り、洗濯後の静電気によるホコリが激減して作業効率が上がる。
たとえば、次の写真は、あるビルの男子小用のトイレの排水管だ。尿と水道水しか流れて来ない配管である。上水側にマイナスイオン水生成器を設置する前は、管の中は9割方、尿石でふさがっていた(左)。それが設置1ヶ月後にはかなり溶けてしまい(中)、半年後には半分以下になった(右)。
なぜ、こんなことが起こるのだろうか。このトイレで排尿する人々の条件は変わっていない。変わったのは水洗用の水だけだ。そして、その水がほかの物質と接触する機会はないから、水の成分が変わったということはない。つまり、磁気と反射板の影響しか残らないわけだ。
ここだけの例ではない。これまでにマイナスイオン水生成器を取り付けた10万軒弱のすべての家庭の便器や排水管で、大なり小なりこういうことが起こっている。
また、次の図は、ある温泉ホテルの配湯管の例だ。
左は「マイナスイオン水生成器」を設置する前である。湯の花(硫黄、シリカ、カルシウムなどの混合物と思われる)が析出して配管の内部に付着している。こうなってしまうと湯の通りが悪くなるので、年に何回か配管を分解して、高圧水で洗浄しなければならない。
その配湯管の根元に高温用のマイナスイオン水生成器が設置された。それから4ヶ月ほどして配湯管を分解して見たのが写真右である。付着していた湯の花がすっかりとれてしまっていた。
2005年11月現在、設置して1年以上経過しているが、スケールはまったく付着していない。
 |
| 設置前 設置4ヶ月後 |
温泉の配湯管に付着していた「湯の花」がとれた(イメージ図)
注:
関係者の了解が得られないので、写真ではなく図で示す。(お茶大に提出した分には提供者の了解を得て実際の写真を貼付した)。
ビジネスでは、利害がからんで情報を出せないことや、わざわざ情報を出す動機がないこともある。だから、学会などに情報を出していないからといって、そんな事実は認めないとか、「うそつき」だとか言って、営業を妨害をすることは不当である。
また、次の写真は家庭用の水道鉄管の内部だ。左はマイナスイオン水生成器を取り付ける前に撮影したもの、右は取り付けてから6ヶ月後に、もう一回掘り起こして撮影したものである。

周囲についていた赤サビがとれて黒っぽく変色していた。これはどうも、南部鉄などに見られる黒サビのようである。
天羽優子氏は、建物の配管を保護する方法は塩ビライニングか、酸素除去かその2つしかないと断定しているが、そうと限ったことではない。それは科学認識、現象の認識として間違っている。また、酸素除去法によって、配管を守るために飲料水から溶存酸素を除去してしまって、健康上の問題はないのかという疑問も残る。また、「私ならこの2つのいずれかを選んで、磁気活水器は買いません」という発言は、明らかな販売妨害であり、公平であるべき国立大学の言論として不適切である。
私たちはこういう変化を日常的に見ている。その事実から出発して、水に何かほかの物質が紛れ込んだり、水から何かが失われたりするような接触がない以上、この変化は水自身の変化によって起こっているはずだと考え、では水はどのように変化したのか、と考えを進めていくのである。
では天羽優子氏はこれを見て何を考えるか。彼女は、「水は磁場によって変化することはない」という、非科学的な教義を信じていて、その教義に反することは何が起きても見ようとしないし、何を見ても何も見えず、何も見えないから何も考えない。
見えないのも考えないのも彼女の勝手だが、厄介なのは彼女が、現象が見えないまま、「もし、業者が、水そのものに変化を及ぼすような説明をしたとしたら、その部分については「真っ赤な嘘」で「完全に騙されて」います」と言って、「磁場で水が変わる」と言う者をすべて詐欺師と断定することだ。しかもそれはお茶の水女子大学の名でなされており、そのため読者はその妄言を正しいと信じてしまうのである。
そもそも、○○というものは存在しない、◇◇ということは起こらない、という命題を証明することは難しい。「宇宙に水分子は1種類しかない」とか、「磁場で水は変化しない」などという「不存在」を証明することはきわめて困難である。
光速とか原子の質量などは、1種類しかないとして我々の宇宙観を形成することができる。それは公理のようなものである。しかし、「磁気の影響を受けたことは磁気が取り除かれれば全くなくなってしまう」かどうかは実験で確認されなければならない。そして実は、これまで精密にそれを検証した人はいない。影響が完全にゼロと証明されたことはないのである。
それに原理的に言って、「磁場をかけた水を測定してみたところ、磁場の影響は見いだせなかった」という実験を何回繰り返しても、それは「水分子は磁場を受けても変化しない」という証明にはならない。人類の知恵がまだそれを検出するに至っていない、というだけのことかも知れないからだ。
ところで、これほど強硬な彼女の主張の根拠は、どの程度のものだろうか。
吉岡/天羽 往復メール 2003年11月〜12月
天羽
私が慎重になってる理由は,水や水溶液に磁場をかけても特に変化は生じない、ということをこれまでさんざん実験して知っているからなんですよ。実験屋の必需品としてマグティックスターラーというものがあるんです。磁石がモーターで回転する装置の上にビーカーを置いて、テフロンで覆われた磁石をビーカーの中に入れて、液体をかきまぜるのに使います。これで水溶液を作ったりするんですが、もし磁場で水の界面活性やpHなどが変化するのなら、ガラス棒でかき混ぜたときとスターラーでかき混ぜたときで、いろんな実験で違いが出てこないとおかしいんですね。
実験屋は忙しく、毎日世界中でいろんな条件で液体をかき混ぜているわけですから、何か派手な違いがあるなら誰かが必ず気付くはずです。でも、そういう話はこれまでにどこからも出てきてないんですよ。
私の普段の実験でも特に異常は見当たりませんでした。だから、水に磁場をかけたら性質が変わる、という話をきくと、「じゃあまずは決定的な証拠を出してね、ただし科学的に確認したものを」って言うことになるんです。
おやおや、これが、彼女が磁力について「もし業者が、水そのものに変化を及ぼすような説明をしたとしたら、その部分については「真っ赤な嘘」で「完全に騙されて」います」と言って、相手を詐欺師呼ばわりし、販売を妨害する、その理論的根拠だそうだ。あまりに稚拙で粗雑な認識なので呆れてしまう。
まず、ビーカーの下で回転する磁石よりも、私たちのマイナスイオン水生成器の方が数十倍も強い磁石を使っている。また、前述したように、私たちのマイナスイオン水生成器は、反射板という特別な工夫をしており、磁石だけの類似品より格段に性能が高い。
彼女は「反射板のことなど知らなかった」と言うかも知れないが、相手を批判する場合は、十分調べてから物を言うべきであり、知らなかったで済むことではない。
ともかく、私たちのマイナスイオン水生成器はスターラーとは全然違うものである。違うものを比べて、スターラーで変化しないのだから、おまえの道具でも変化するはずがない、などと決めつけるのは非科学的である。
また、ビーカーの下で強い磁石が回転しているのだから、スターラーでかき回せば水溶液になんらかの影響があると考える方が自然だ。しかしそれは必ずしも「派手な違い」ではなかろうから、誰も気づかなくても不思議はない。それに、実験家は自分の目的を持って実験しているから、目的と関係のないところでの小さな変化には気づかないし、わざわざガラス棒でよいしょよいしょと、電気仕掛けのスターラーと同じ回数、何万回もかき混ぜてみようとする実験家など一人もいない。
つまり「ガラス棒でかき回したときと、スターラーでかき回したときの違い」を精密に測定した実験家はいないのである。だから差は見つかっていない。それだけのことだ。
彼女はとかく、検出されていない現象はこの世に存在しない、と考えるクセがあるようだが、そのような考え方は非科学的である。
「水に磁場をかけたら性質が変わる、という話をきくと・・・」と彼女は言うが、私たちは別に彼女に聞いてもらいたいとは思っていない。ビジネスの世界で売り手と買い手の間で話をしているところへ、彼女が勝手に聞きに来て、文句を言うのだ。それも、「じゃあまずは決定的な証拠を出してね、ただし科学的に確認したものを」などとおとなしいことを彼女は言っていない。いきなり、「真っ赤な嘘」で「完全に騙されて」いますと、お茶の水女子大学の名において叫ぶのである。まったく迷惑な話だ。
例示したような、トイレの排水管や温泉の配湯管、家庭の水道管などに起こった現象は、磁場が水分子に影響を与えていること、その影響がある程度の時間持続することを示している。水が変わったという間接的証拠はたくさんあるのだ。科学者はそこから物を思わなければならない。実は、磁場で水が変わることは世界中で100年以上にわたって観察されてきて、ヨーロッパやロシアで論文も出されている。
トップページに戻る