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2−10 間接的な証拠にも意味がある
磁気処理水資料室http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html
天羽
まず,今回発表された研究成果のほとんどは,10T級の超電導電磁石を使用した実験結果である。この程度の磁場をかけて,やっと観測できる現象が起きるということなのだ(特にバルク水)。磁場のエネルギーが磁束密度の2乗に比例することを考えると,永久磁石を使ったのでは見ることができない現象なので,いわゆる磁気活水器を使っても現象が起きるだろうという考えは捨てていただきたい。
「・・・という考えは捨てていただきたい」とは、なんとも高飛車な物言いだが、この短い文章の中に、考え方の間違いが3つある。
第1には、「磁気活水器」というものを、永久磁石を使っているという理由ですべて同じと見ている点である。「業界の売り上げ」などを論じるにはそれでよいだろうが、磁気活水器の「効果」を論ずる時は、ひとつひとつ検証すべきだ。
特に天羽優子氏は、相手の主張を否定しようとしているわけだから、なおさら個別に論ずるのが礼儀というものである。
現に、私たちのマイナスイオン水生成器は、永久磁石を使っているが、それにプラスして反射板という工夫がある。そしてそれによって、反射板のないときには起こらなかった顕著な現象が起きているのだ。反射板をつけた時と、はずした時とでは、起きる現象が違う。反射板の材質によっても違う。
私たちはそのことを、その水を空気中に噴霧して、空気中のマイナスイオンの数をカウントするという物理的方法で確認している。つまり私たちのマイナスイオン水生成器は、多くの「磁石だけの製品」とは違うということだ。
この差異に彼女は気づかないが、個別に見ようとしないのだから気づかないのも当然だ。そして「永久磁石だからみな一緒だ」と勝手に決めつけて全否定している。科学者として怠慢、というより資質に欠ける。
第2には、見えない現象は起きていない、という考え方だ。
超電導磁石でやっと見えるような現象は、永久磁石では見えないだろう、と、そこまではよいかも知れない。しかし、見えないから存在しない、見えないから起きていない、というのは乱暴である。この発言もまた、彼女が科学者としての資質に欠けることの一例である。
第3には、「現象」とは何か、という点である。
天羽優子氏は、現象は、磁場をかけた対象そのもので検知されなければならないと考えている。彼女が参加したこの研究会で発表されたいろいろなテーマも、磁場をかけた対象そのものに起こる直接的な変化を観測しているようだ。だから、超電導磁石の強い磁場でしか観測できないのである。
しかし、現象とはそれだけではない。
たとえば水の場合、現代の技術で水そのものをいくら調べても検知できないほどの、微少な変化であっても、それを生命現象に転化したり、時間で積分したりすることで現れてくることがある。
「猫がこの水を好む」という日本中のあちこちで起きている現象も、多数の猫を一カ所に集めてうまく統計処理ができるような実験ができれば、水に何かしらの変化が起きたという証拠になる。
2年でシミが消えたことも、温泉の配湯管の湯の花がとれたことも、トイレの排水管の尿石がとれたことも、変化が時間積分されて出現したものであり、やはり水に何かしらの変化が起きたことの証拠になり得る。
炭坑や鉱山などで、労働者が坑内に入るとき、先頭の者が鳥かごにカナリヤを入れて携行することがある。坑内に一酸化炭素などの有毒ガスがないかどうかを確認するのに、科学的測定器では精度やスピードが十分でない。そのため、ガスの変化に敏感なカナリヤを使うのだ。カナリヤが死ねば、そこから先は危険である。これは、ガス成分の変化を生命現象に転化して検出している実例である。
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吉岡/天羽 往復メール 2003年11月〜12月
吉岡
水分子が磁場の中を動けば、BxVという作用はその電子に対して出現してくるでしょうから、その作用が、水分子の軌道電子になんらかの変化を及ぼすことが、あり得ないと否定することは、そう簡単ではありません。むしろ、あるだろう、と考えるほうが自然です。
天羽
で,これを支持する直接証拠は何ですか?味の変化だの野菜の長持ちだのといった話じゃだめですよ。
天羽優子氏は、直接的な証拠でなければダメだと言う。カナリヤが死んでも何の証拠にもならない、と言って奥にずんずん進んで行くわけだ。
確かに私たちが確認している事実は、水が変化したことの直接的な証拠、すなわち水そのものを観察したものではない。また、水が分子レベルで変化しているのではないかという私の考えも、現段階では仮説でしかない。しかし、直接証拠以外はダメだというのは彼女だけの特殊な意見であって、科学とはそういうものではない。間接的であっても十分証拠となり得るし、これまでの科学の発展の歴史も、ほとんどの場合、間接的な証拠が先に見つかり、そこから仮説が立てられ、さらに直接的な証拠の確認という困難な道への意欲や人材や資金が集まって来たのである。
たとえば、ウェゲナーの大陸移動説は、南米とアフリカの海岸線の一致と動植物の生態系の類似がヒントになっている。それらは大陸移動の間接的証拠でしかないが、そこから出発して多くの研究者と資金が集まり、世界的な規模で地質調査や海洋調査が実施され、現代のプレートテクトニクス理論が誕生した。それでもなお、大陸移動の直接的な証拠、すなわち大陸の動きの確認は、最近になって人工衛星から大陸間の精密な距離を測ることでしか得られなかったのである。
あるいは、スモン病の原因はキノホルムだと一応は確定されているが、キノホルムがどのようにしてスモン病を引き起こすのか、その発生機序はまだ解明されていない。つまり直接的な証拠は未だに得られていないのである。しかし、発症者のほとんどすべてがキノホルムを服用しており、厚生省の指示でキノホルムの製造を中止したら病気の発生がなくなった、という統計的な事実、すなわち間接的な証拠がある。そして物事を的確に判断するためには、これで十分なのである。
多くの場合、一足飛びに直接的な証拠を見いだそうとするのは困難である。ましてや、そんなことが、ビジネス側の果たすべき役割であろうはずがない。磁場などによって水はどう変化するかを科学的に検証してゆくことは、大学などの研究機関の仕事である。「直接証拠を出せ」という彼女の要求は、大学などの研究機関が果たすべき役割を放棄した居直りである。
2−11 天羽優子氏は現場を見ない
これまで見てきたように、天羽優子氏は、現場で実際に何が起こっているかを一切見ることなく、同様の実験を自分でしてみることもなく、自分が勝手に作った非科学的な4つの教義によって、私たちが認知している現象の存在を否定し、私たちをうそつき呼ばわりし、ビジネスを妨害している。
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吉岡/天羽 往復メール 2003年11月〜12月
吉岡
磁力線の中を水が通ると、水はその性質を少し変えます。これまで測定された事実としては、磁力線の中に通す前の水と比較して
1.マイナスイオンが多くカウントされる。
2.ペーハー値が少し上がっている。
3.熱伝導率が少し上がっている。
4.界面活性が少し上がっている。
という変化が起きています。これらの測定結果には再現性があると思われますので、その水を入手して天羽さんご自身で確認されることをお勧めします。
天羽
実験条件をお教えください。具体的には,その時の磁場の状態,水の組成,流速です。一体どの水でしょうか?メーカー名も製品名も示されない上に,実験条件も無いのでは,そうおっしゃられても何とも・・・・。
吉岡
実験条件を知る必要はありません。ご紹介した4項目の現象を確認するために必要なことは、「その水」を入手すること、それだけです。もし、関心があれば、入手すればあとは自分でできるはずです。
天羽
って,吉岡さんはまだどの会社のどの製品のことか,名前をあげてないですね。入手しろと言われても,水関連の製品など多数あるのでどうにもなりません。
吉岡
天羽さんが望めば、水をお送りします。その道具そのものをお送りして、そちらで実験することも可能です。ただし、社名や製品名は発表しないという条件が、たぶん必要だと思います。
天羽
では,送らなくても結構です。普通の科学の世界では,新奇な効果があると主張する側が科学的手続きに沿って,そのことを立証する責任があります。それをやって初めて追試の対象になります。この場合,効果があると主張しているのは吉岡さんですから立証責任は吉岡さんにあります。
吉岡
天羽さんが学んだことでは説明できない現象が起きている、ほんの小さな工夫をしたことによって、思いがけず新しい現象が起きているということをお知らせしているのです。ですから、立証責任がどうのということではありません。そのことに興味があるかどうか、ということです。
天羽
そりゃ,何を私に知らせてこようが吉岡さんの自由ですが,説明できない現象とやらが科学的にきっちり確認されるまでは事実であるとみなさないのが私の姿勢です。新奇な現象が本物なら興味があります。が,思い込みや錯覚で「新発見しました」と主張する人が後をたたないのも事実です。ですから,新発見をしたのならしたで,通常の科学のルートに載せて,誰でも追試出来る状態でまずは広めてください。論文は世界中どこにでも投稿できるし,査読者も世界中にいますよ。「言ってるだけ」の状態に振り回されるのはご免です。こちらが投入できるリソースは限られていますので。
私は、私たちが把握している事実を、天羽優子氏も確認したらどうかと提案している。私たちが認知していることが事実かどうか、出来る範囲で自分で確認して、それから批判するなら批判したらどうか、それが科学者としての矜持ではないか、ということだ。
また私は、特殊な工夫(特許)がある私たちのマイナスイオン水生成器を通った水の性質について語っているのであって、一般の磁気活水器の話をしているわけではない。だから、磁場の強さを聞いて同じ磁場を再現しても意味がない。実験は私たちのマイナスイオン水生成器を使うしかなく、また、その方が簡単だ。流速や温度は、マイナスイオン水とふつうの水との差を見る実験だから、2つを同じ条件にすれば相殺される。つまり、実験条件など知る必要がない。私たちのマイナスイオン水生成器を使うという条件だけで、あとは自由にやってもらえばよいことだ。
しかしこれは、彼女に頼んでいるのではない。提案しているのだ。そして私が提案した内容で、彼女にやる気さえあれば、十分な確認作業が出来たはずである。しかし天羽優子氏はそれをしない。確認作業をしようとは決してしない。いちいちそんなものを確認するリソースなどないと言う。
彼女は科学の世界とビジネスの世界との区別がついていない。だから「普通の科学の世界では立証責任はそちらにあります」などと平気で言う。しかし私たちは「普通の科学の世界」に住んでいるわけではない。私たちはビジネスの世界に住み、「猫がよく飲みます」「お風呂が気持ちいいです」と言ってビジネスをしている。どこにも嘘はないし、顧客とのトラブルも起きていない。ビジネスはそれでよいのだ。
私たちは、なぜ猫がよく飲むのかを知りたくて、水の物性値の変化をいくつか観測してはいるが、学会に提出するほどの精度で調べているわけではない。水の変化についてもっと直接的な証拠を知りたければ、そこから先は科学者が研究すべきである。
「天羽
説明できない現象とやらが科学的にきっちり確認されるまでは事実であるとみなさないのが私の姿勢です」
と彼女は言うが、まったくの心得違いである。科学的に確認するのは科学者の仕事である。すべて確認されたあとに、「じゃあ事実として認めましょう」などというのは、中学か高校の理科の先生の役割である。
天羽優子氏がそのような研究に興味がないなら、それはそれでよい。ほおっておいてくれればそれでよいのだ。ところが彼女は、現象には興味がないくせに、4つの教義を振りかざしてビジネスの世界に乗り込んできて、確認作業もせずに、「学会に論文が出ていないものは事実とは認めない」「おまえたちはうそつきだ」と言ってビジネスを妨害するのである。
2−12 科学者とは何か
彼女の言論に接して、言葉のはしばしに感じるのは、彼女には自然現象そのものに対する興味があまりないということだ。「猫がこの水を好む」という現象は、「水は不変だ」という彼女の教義を明確に否定する事実だが、彼女にはそれが見えない。
猫がこの水を好むこと、トイレの配管の尿石がとれたこと、温泉の配湯管の湯の花がとれたこと、小松菜がしゃきっとしたこと、黒豆屋が大繁盛し始めたこと、女性の頬のシミがとれたこと、天然塩の製造作業が効率的になったこと、稲が大豊作になったこと、古酒同様の泡盛が4ヶ月で出来たこと、などなどは、少しでも自然に関心を持つ者ならすべて瞠目すべきことであり、真の科学者ならば、それらの事柄を説明できる、まだ人類の知らない理論の糸があるかも知れないと、エキサイトするような事象である。
しかし彼女は「猫がこの水を好む」ことが、理学的にどういう意味を持つかなど考えたこともないし、考える価値があるとも思わないし、今後ともそんなことを考えることもない。猫がどうしようが私の知ったことか、私は忙しいんだ、というわけだ。そもそも興味がないのである。
彼女には自然現象を畏敬の念で見るという心がない。たとえばアンリ・ファーブルが一日中、「糞ころがし」を観察して倦むことがなかったような、南方熊楠が粘菌の観察に夜も日もなかったような、ファラディが慈しむようにロウソクの科学を語ったような、そういう気持ちが彼女にはない。だからたとえば、浸透圧は溶質の濃度で決まると習ったら、それっきり、そこから先の考察がないのである。科学者としてもっとも大切な資質に欠けると言わざるを得ない。
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html
吉岡/天羽 往復メール 2003年11月〜12月
吉岡
日本中の猫がこういう行動をとるようになっています。このような小さなエピソードの中に何か科学的な真実があることを直観するのが科学者です。
天羽
あなたの考える科学者と私の考えている科学者は,その性質がだいぶ異なっているように思えます。
吉岡
科学者は、問われたときに正確で公平な意見を述べればよいのです。科学者の仕事はほかにあります。
天羽
大きなお世話です。本来の論文を書く仕事もしてますし,教育もやっています。ついでに言っておくと,司直の頼みで,浄水器の摘発の際の鑑定嘱託も引き受けたことがあります。どう摘発するか,司直が勉強するのにウチのサイトの情報を使ったようです。その後,正式に書類が回って依頼されたので,実験して,水処理の前後で水素結合の状態に変化はないという結果を,冨永教授と一緒に出しました。こっちは科学者の業務の一部ですね。
論文を書くのは、まあ仕事と言えば仕事だろうが、付随的な仕事である。学生を教えるのが本来の仕事ということもない。それらは給料を得るための手段に過ぎない。司直に頼まれて鑑定作業をすることは、頼まれたらやるべきだろうが、それが科学者の仕事の一部ということはない。それは科学の知識を生かした賃仕事でしかない。ましてや、頼まれもしないのにしゃしゃり出て、メーカーのカタログごときをつつき回すのは、まったくもって科学者の仕事ではない。
現代では科学が巨大化し、また科学研究から国家的、軍事的、経済的なメリットが得られるので、よく分からなくなっているが、科学研究というものは、本来、誰かから給料をもらえるような仕事ではない。国家がサポートするようなものでもない。
ダーウィンは祖先の遺産を費やしてガラパゴス島で研究し、進化論を完成した。レオナルド・ダ・ビンチはメディチ家というパトロンに支えられていた。科学研究とは本来そういうものである。遺産もパトロンもない者は自分で稼ぐしかない。だから、昼間は一生懸命働いて金を稼ぎ、夜は望遠鏡で宇宙を眺める、それが大好きだ、というアマチュア天文家は立派な科学者だ。
大学などの研究者は、生活のために必要だから、論文も書こう、学生も教えよう、鑑定作業もしよう、しかしそれは科学者本来の仕事ではない。本来の仕事はそこから先にある。
ところが天羽優子氏は、論文を書き、学生を教え、頼まれた鑑定をして、さあ、そこから先が科学者の仕事だというところで、残りのほとんどの時間をパソコンの前に座って、メーカーのカタログごときをつつきまわし、クレームだ、裁判だと騒いでいる。
彼女はまた、さまざまなことが心配なようだ。
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吉岡/天羽 往復メール 2003年11月〜12月
天羽
磁場で水が変わると主張するのは勝手だけど,その主張が既存の実験事実をどれだけ広い範囲でひっくり返すものかということを少しは考えて欲しい。
もしそれが本当なら,磁場の強い方ではこれまでに行われたNMRの(特に生化学関係の)実験は全滅,病院のMRIの検査に重大な副作用の可能性を意味することになるし,磁場がそんなに強くない方では,どこの研究室でも使っているマグネティックスターラーでかき混ぜた溶液を使った実験は全部信用ならないということになる。
もちろん,こんなことを支持する実験結果は皆無である。だからこそ,磁場で水が変わるという主張には,研究者を軒並み有無を言わさず納得させるだけの決定的な証拠が必要なのだ。
ここまでに、私たちのマイナスイオン水生成器で、「磁場+反射板」によって水が変わったと考えられる例をいくつか示した。それらの現象が、これまでの生化学者たちのNMRでの実験の成果に影響を与えるものかどうかは、生化学者たちが心配すべきことであって、「少しは考えて欲しい」などと言われてもお門違いである。ビジネスに従事する者がそんなことを心配する理由はまったくない。また、磁場で水が変わったと言ってビジネスをするのに、いちいち研究者を納得させる必要もまったくない。住んでいる世界が違うのだ。
MRI検査に副作用があることは原理的に当然である。あんなに強い磁場を電気仕掛けで動いている生命体に長時間かけて良いはずがない。実際、催奇性があるので妊婦はMRI検査はできるだけ避けなければならない。健康な人が検査のために受けるのも良くない。しかしそんなことは彼女が心配すべきことではない。磁場で水が変わるとなると、MRI検査に副作用があることになる、それは受け入れ難い、などという考え方は、医療従事者や医療産業関係者ならそう思うだろうが、科学者はそんな世俗的なことで右往左往したり、事実を認めるのに躊躇したりしてはならない。
また、スターラーを使っての実験はほとんど全て、スターラーによる水の変化など問題にならない程度の精度と性質の実験だから、「全部信用ならないことになる」などと思うのは自意識過剰である。
2−3で紹介したトイレの排水管や温泉の配湯管の例は、水中のミネラルなどの析出条件が変化したこと、すなわち水に変化が起きていることを強く示唆している。そしてその変化は、現代科学ではまだ知られていないメカニズムやプロセスである可能性が高い。
もし天羽優子氏が、それらの現象が本当なら自分の実験結果が揺らぐ、と本気で思うなら、「こちらが投入できるリソースは限られていますので」などと言っている場合ではない。すぐに調べに飛んで来るべきだろう。しかし、彼女はそうはしない。彼女はここでもまた「タメにする議論」をふっかけているに過ぎない。彼女はそもそも、いちいちの自然現象には興味がないのである。
「あなたの考える科学者と私の考えている科学者は、その性質がだいぶ異なっているように思えます」という天羽優子氏の認識は完全に正しい。「水商売ウォッチング」の基調をなす非科学的な教義、全体にちりばめられた、非礼で無慈悲な悪口雑言の数々、幼稚でずさんな認識力、思考の硬直性と奥行きのなさ、などを見れば、彼女はもともと自然科学の探求には向いていないと思われる。そしておそらく教育職にも。
第1章で、天羽優子氏の社会認識の誤りを指摘し、第2章では彼女の科学認識の誤りを指摘した。
次章で、「水商売ウォッチング」の本質を見てみよう。
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